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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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国際協力の現場から

国際協力の現場から2010/10/25

シャプラニール:ダッカのドロップインセンター


 今回はドロップインセンター(以下、DIC)の活動についてです。DICは働く子どもたちが安心して身を置くことのできる、いわばシェルター。DICの利用に際して、子どもたちは「通い」と「泊り」のいずれかを選択します。

 今回ご紹介する通いの子どもたちは、利用可能時間である午前9時〜午後5時の間、仕事の合間を見て自由に訪れます。その人数は一日平均50〜55人。訪れた子どもたちにとって、DICは簡単な読み書き計算の勉強、水浴び、休憩やレクリエーションのための場であると共に、自分たちが稼いできた大切なお金を預かってくれる銀行でもあります。通いの子どもたちは、泊りの場合と違ってDICでの宿泊と食事の提供を受けることができないのですが、スラムで親と同居している、生活を制限されたくない、などの理由から敢えて「通い」を選択しています。DICのスタッフは子どもたちの様子を見守り、状況に応じた支援を行っています。(ダッカ駐在員 菅原伸忠)