国際協力の現場から
国際協力の現場から2012/02/27ツイート
MW:自然と共に生きる人々の暮らしを伝える展示会を開催しています。
私たちは、メコン河流域国で大型インフラ事業などが人々の生活に悪影響を与えないよう、調査や政策提言といった活動を通して予防や問題解決に取り組んでいます。普段は現地の問題を取り上げ皆さんにお知らせしていますが、その活動の中で私たちが守りたいメコン河の自然やその環境をうまく利用している人々の暮らしについて、もっと多くの方に知っていただく取り組みが不可欠と考えてきました。今年は1月から2か月間、自然環境情報ひろば丸の内さえずり館の協力で「日本とメコン、人と自然の物語」と題した展示を開催することができました。ここで、メコン河流域の自然環境や漁業、ラオスの焼畑について写真や資料で詳しくお伝えしました。また、日本にもかつて同じような暮らしや開発の問題があったことを知っていただくため、熊本県球磨郡五木村のことをご紹介しています。今回制作したポスターや展示物を活用するため、東京以外での展示の機会も模索中です。(木口由香)