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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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国際協力の現場から

国際協力の現場から2011/11/18

シャプラニール:生活向上プロジェクトの評価。


ストリートチルドレンの生活向上プロジェクトの評価をしました。

 2008年4月からの2年間、オポロジェヨ・バングラデシュとシャプラニールはダッカに暮らすストリートチルドレンの生活向上を目指し、地域コミュニティによる支援システム作りをテーマとして活動してきました。このテーマに基づく活動は2010年3月で終了しましたが、2年前に目指していたことがどこまで実現できたのかを省みるべく、評価作業を実施しました。

 結果として、当初の計画を達成するまでには至りませんでした。センター運営に必要なお米や野菜、現金の寄付を地域から得ること自体は目標に近い数値で推移しましたが、「活動の運営にまで携わってくれる人を大勢作る」というところまでは難しく、定期的な寄付を得るまでに留まりました。この点は残念ですが、センターを卒業した子どもたちなど、今後の活動継続に強い関心を持ってくれる人物も生まれつつあります。将来にわたって支援の輪をつなげていくことが大きな課題です。(菅原伸忠)