国際協力の現場から
国際協力の現場から2010/04/25ツイート
シャプラニール:ダッカのストリートチルドレン
30万人ともいわれるダッカのストリートチルドレン。路上で生活するようになる理由はさまざまですが、片親を亡くすか両親の離婚によって、のちの再婚相手(子どもにとっては継父または継母)との折り合いが悪く家出したり、一度祖父や親戚に預けられたものの肩身が狭くて都市部に出てくるケースが多く見受けられます。また、女の子の場合は貧しさから都市部の中流家庭に住み込みのお手伝いさんとして働きに出されたものの、その家でイヤな目に遭って(暴力や性的被害のケースも)飛び出してしまうケースが少なくありません。シャプラニールは2000年からバングラデシュの地元NGOオポロジェヨ・バングラデシュと協力してこのような子どもたちが安心して立ち寄れる場(シェルター)や青空学級の機会を提供しています。(田中優子)