国際協力の現場から
国際協力の現場から2010/02/01ツイート
メコン・ウォッチ:「食べられる生態系」を守るために。
メコン河流域の国々の農村部に暮らす人々にとって、身近な自然は食べられるものに満ちた豊かな場所です。森の林産物はおかずや薬、燃料になります。また、川でも様々な水棲生物や河岸に生える植物が採取され、日々の食卓に並んでいます。
しかし、今の日本の生活では、そのような暮らしを想像することは難しくなっています。そこで私たちは、ラオスでの活動で制作した作品や東北タイでの映像記録をまとめ、日本語字幕をつけてセミナーで紹介しています。
今年は生物多様性条約第十回締約国会議が名古屋で開催されます。このような機会に、日本の皆さんにメコン河流域の多様な自然と、それともにある人々の暮らしについて知っていただけるよう、各地でのミニ上映会も計画中です。(木口由香)