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　大型インフラ事業が生み出す貧困問題など、開発の負の影響を予防・軽減するため活動している私たちにとって、調査研究は重要です。現地の人々の自然資源利用を知ることから、日本の援助政策を分析し援助を受ける側の人々に伝えるといった様々な活動を行い、現地の問題に対応してきました。今年は「はかる」ことを見直す、というテーマで考えた報告をまとめました。私たちは何かを評価する際、「はかる」ことを日常的に行います。より良い開発の方法論が研究される中、どうしたら人の暮らしを「はかる」ことが正確になるのか、長い間論じられてもいます。一方で、開発による被害はなくなりません。この報告は、開発の負の影響をその現象からだけでなく根本から問い直し、自分たちの活動も含め批判的に見直すという作業の結果です。開発や貧困問題に関心のある皆さんにぜひご一読いただきたいと思っています。報告書はこちらからダウンロードできます。（木口由香）