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メコン河のほとりで、支援の届きにくい人々と共に歩むエイズの予防プロジェクト

　シェアは昨年から、東北タイ・ウボンラーチャターニー県のケマラート郡で活動をしています。ここはメコン川沿いにあり、ラオスとの国境に面している地域で、多くのラオス人移住労働者が働いています。また同県の国境沿いの郡では二番目にエイズ患者数が多く、増え続けている地域です。ラオスからの移住労働者の女性は、国境地域のカラオケ・バーで働き、多くは性産業に従事しています。シェアはこれらの女性達を対象にHIV／エイズを含む性感染症と女性の健康を守るための研修や、これからの人生の計画を立てるためのワークショップの開催などを通して、社会的にも経済的にも弱い立場に置かれてしまいがちな国境を越えてきたラオスの女性たちを支援しています。（青木美由紀）