国際協力の現場から
国際協力の現場から2012/12/17ツイート
AAN:宮崎大学、県内NGOとの「包括的連携協定」締結
今年度より、アジア砒素ネットワーク(AAN)はアーユスの支援対象となり、組織強化活動を行っています。AANの最も大きな課題は、マンパワー不足です。少ない人材ではできることに限りがあるため、様々な組織・個人との連携を今年の課題としていました。
4月にはさっそく動きがありました。宮崎県内には、国際協力NGO4団体が連携して国内活動を行っていこう組織された団体”国際協力ネットワーク宮崎(ICNM)”があり、AANも参加しています。このICNMと宮崎大学が包括的連携協定を結ぶことになったのです。今までもAANは宮崎大学との相互技術協力関係にありましたが、今後はこの連携協定のもと組織ぐるみで、それぞれの活動や研究の技術的な協力、宮崎県内の若手人材育成の事業において連携していくことになります。
この連携協定の第1弾事業として、「宮崎県学生国際協力フォーラム」が、2013年3月に開催されることになりました。宮崎県内の学生が国際協力をテーマに発信する場を設け、世界を視野に入れる機会を提供することで、国際社会に対するモチベーションを高めてもらうことを目的とし、将来的には、国際協力業界にとどまらず産業界、実社会においても、国際競争力をもった人材が育成されることが期待される事業です。毎年1度の定例行事になることを願いつつ宮崎大学、ICNMとともに進めていきたいと考えています。