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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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国際協力の現場から

国際協力の現場から2011/09/25

メコン・ウォッチ:ラオスの森の豊かさと価値


メコン活動報告

蜂の巣を取ってきた村人。

 ラオスの中南部ではあちらこちらに、村人が「マヘーサック」と呼ぶ森があります。この森ではキノコやタケノコ、蜂蜜などを採ることはできますが、大きな木を切らないなどの規則が定められています。村人は、森には精霊が宿っており決まりを守らなかったらその人に必ず不幸が訪れると畏れ、かつ敬っています。社会主義革命があってから、このような考えは非科学的だと否定されてきました。しかし、森林伐採が進んでしまった同国で、良好な状態にあるマヘーサックの森の価値は見直されています。私たちは現地メディアと協力し、人々の生活や文化習慣にあった保全の例として記録・紹介する作業を進めています。(木口由香)