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　名古屋ＮＧＯセンターも構成団体として参加しているNANCiS（市民社会スペースＮＧＯアクションネットワーク）は11月30日に２周年記念シンポジウム「私たちは沈黙しない　コロナ禍、権威主義、ポピュリズムのただ中で、私たちは市民社会スペースをどう守りそだてるか」をオンラインで開催しました。

　香港やフィリピン、世界の状況の報告がなされ、日本の札幌での首相街頭演説ヤジ身柄拘束問題、名古屋のトリエンナーレ事件、沖縄の基地問題などが報告されました。

　シンポジウムでは「忖度・委縮」、「政治と距離を置く」という日本的な問題についての議論がされました。ジャーナリストの堀潤さんが登壇され、「大きな主語で語らない（私で語る）」、「事実で語る」ことの重要さが指摘され、参加者の共感を得ていました。

　名古屋ＮＧＯセンターの八木巌は「あいちトリエンナーレ事件」の報告者として参加しました。

　アジアでの人権侵害ということでは、名古屋ＮＧＯセンターが10月3日に「コロナ禍に脅かされるアジアの市民社会と私たち」というオンライン勉強会をおこないました。

　この勉強会で、アジア保健研修所（ＡＨＩ）の元研修生ナプサさんの夫の殺害についての実例報告がありました。この件に関して現在、フィリピン国家捜査局サランガニ支部への請願署名がよびかけられています。

　ご協力をお願いします。詳細は以下をご覧ください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdU4sOSM9P-UA_1CK-yQQyhc0wB7VNQITOx8jy3wmPdV6B0og/viewform

（執筆：名古屋NGOセンター代表理事　八木巌）

NANCiSとして登壇する八木