国際協力の現場から
国際協力の現場から2019/12/25ツイート
Nangoc:フェアトレードの広まり
2017年から、福井県国際交流協会主催イベント「福井国際フェスティバル」にブースを出展し、名古屋NGOセンターおよび加盟団体の情報を中心に中部地域のNGOの活動やイベント情報を福井のみなさんに伝えています。つながりを大切に、今年も福井に行ってきました。物販エリアでの出展になるので、フェアトレード雑貨も持参しました。
2017年「フェアトレード?それ何ですか?」
2018年「フェアトレード、聞いたことあります」「このポーチ、手作りなんですよね?ちょっと使ってみようかな」
2019年「フェアトレードのチョコレート、美味しいですよね!」「学校で今、フェアトレードの研究をしています。実物を見ることができて嬉しい!」「授業でフェアトレードを扱っているので情報を知りたいです」
年々変化していく来場者の反応!!今年は特に、学生、教員の方から声を掛けられることが多かったです。教科書に載ったことが大きいとは思いますが、確実にフェアトレードの認識が広がっていると感じました。「大変な状況だから買ってあげなきゃ」ではなく、「おいしいから食べたい」「気に入ったから使いたい」がいいですね。普段の生活の中に、生産者の丁寧な手仕事と、それを伝えたい人の想いがある社会になったら素敵です。
価値観とは、何を大切に物を選ぶかの基準。買い物1つとってもたくさんの選択肢があります。どんな場面でも、社会的課題の解決につながる選択をする人を増やしていきたいと思います。未来を描き、楽しさとともに。
同時に、これからもことも考えさせられました。それは、フェアトレードという言葉だけではなく、理念の理解や行動の変化も広げていくことの大切さ。自分が選ぶもの背景を学び、自分の選択と社会の構造とのつながりを考え、たとえ値段が高くても価値観を見つめながら物事を選択していく。そんな輪を広げていきたいと思います。(堀川絵美)