国際協力の現場から
国際協力の現場から2017/08/22ツイート
FOE:パワーシフトするお寺が続々と!
パワーシフトするお寺が続々と!
2017年7月24日、アーユス仏教国際協力ネットワークと連携して、名古屋のお寺で勉強会を開催しました。
アーユスさんに組織強化支援でお世話になるなかで、具体的にお寺にもパワーシフト(再エネを重視する電力会社への契約切り替え)を一緒に呼びかけようと以前からお話ししていました。
それがついに実現し、関心のある名古屋のお寺で、具体的に電力会社切り替えのきかっけとするために、勉強会を開くこととなりました。
【7月24日】電力会社の選び方セミナー パワーシフト! 自宅や職場やお寺の選択が、社会を変える
会場は、アーユス会員の西光院(浄土宗)です。
蒸し暑い日でしたが、お寺の境内の静かな雰囲気には、心洗われます。
新鮮だったのは、勉強会の最初に本堂に移動して住職による法要を行ったこと。
お経から始まる勉強会、アーユスらしいですね。
具体的に名古屋で契約できる電力会社として、「ネクストエナジーアンドリソース」「みらい電力」も参加いただき、紹介をしていただきました。
4つのお寺の関係の方が参加されていたのですが、理事の伊藤信道さんの(伊藤さんのお寺のご紹介可能であれば、寺院名)はすでに翌日にネクストエナジーアンドリソースに切り替え、もう1つのお寺も前向きに考えるとのことでした。
パワーシフト・キャンペーンでは、再生可能エネルギーを重視する電力会社に切り替える家庭や事業所を増やそうと、具体的な電力会社の紹介と普及啓発をしています。パワーシフト・キャンペーンのサイトはこちら。(現在23社の電力会社を紹介しています)
電力小売り全面自由化から1年たった2017年3月末の時点で、低圧の電力切り替え件数は5.5%。ただそのほとんどは、ガス会社や携帯電話会社、石油会社などです。
1年たって、具体的に選択できる再エネ電力会社はようやく増えてきました。パワーシフトでの紹介も少しずつ増えています。
しかし今年は「電力自由化」の報道などはほとんどなく、注目も昨年より下がっています。そんななか、どうやって行動=電力切り替えを進めていくか。
キャンペーンでは今年、企業や事業所のパワーシフトを呼びかけることに注力しています。
お寺との連携もとても重要です。
お寺がなぜ、大手電力ではなく再エネ重視の電力会社に切り替えたのか。
どのように検討して、結果どうなったのか。
その経験を、檀家や宗派や地域の人たちと共有すれば、大きな影響力があります。
話を聞いて、自分も考えようという人も現れるかもしれません。
各地で一般家庭や事業所が、次々と今までの電力会社から離脱していけば、少なからず影響を与えることができます。パワーシフトは、だれでもできる、実効力ある意思表示です。
アーユス仏教国際協力ネットワークの会員で、すでにパワーシフトするお寺が表れているとのこと!
・ 阿弥陀ステーション(八王子)
・ 宝泉寺(津島市、このセミナー後に契約し、9月10日開始予定)
このほかにも検討中のところが数ヵ寺あります。
この記事を読んでくださって、うちも、とお考えの寺院関係の方がいらっしゃったら、ぜひアーユス事務局もしくはFoE Japanまでお知らせください。
今後ご紹介していければと思います。
名古屋のように、勉強会の企画も大歓迎です。(吉田明子 FoE Japan)