国際協力の現場から
国際協力の現場から2015/02/25ツイート
PLAS:-クラフト事業の立役者アイリーンさんをご紹介!-
ウガンダレポート -クラフト事業の立役者アイリーンさんをご紹介!-
ウガンダで始まった、HIV陽性のお母さんたちとその家族を支えるための収入向上事業。今回はクラフト製作グループのリーダー的存在であるアイリーンさん(54歳)をご紹介します。
アイリーンさんは女手一つで、ペーパービーズでのアクセサリーなどの製作で7人の子どもを育て上げました。
ジンジャ県の田舎マフビラという場所で生まれ、マフビラで育ち、マフビラで結婚。
そんなアイリーンさんを突然の不幸が襲います。
1998年に夫が亡くなったのです。
これをきっかけにHIV検査へ行ったところ、HIV陽性であることが判明しました。
その後、アイリーンさんは、2000年にクラフト製作を習うチャンスを得ます。
そこで、ペーパービーズの作り方などを学び、力をつけたアイリーンさんは2008年、興味のある人や収入向上したい女性を集め、クラフト製作グループを発足。自分と似た境遇のHIV陽性のシングルマザーを助けたい、との思いから、メンバーに自らボランティアでトレーニングをおこないました。
クラフト製作メンバーへのインタビューで、「クラフト製作をどこで学びましたか?」という質問には、決まって「アイリーンが教えてくれた」という答えが返ってきます。それだけアイリーンさんの存在は大きく、現在のクラフト製作グループはアイリーンさんなしでは存在しえなかったと言っても過言ではありません。
グループを取りまとめる立場として、定期的な報告もお願いしています。
ただ、報告用のスマートフォンには大分悪戦苦闘している様子・・・(苦笑)
次に会う頃にはマスターできているかな?!
ひとつひとつ、丁寧に作られたペーパービーズ。
2つとして同じものはない、たった一つの作品です。
先日リニューアルしたウェブショップでもお買い求めいただけますので、どうぞご覧ください!
(小島美緒)