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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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国際協力の現場から

国際協力の現場から2010/12/25

シャプラニール:ドロップインセンターの役割


ドロップインセンターの役割

 ドロップインセンター(以下、DIC)には、通いでやって来る子どもの他に、ここを生活拠点としている泊りの子供たちがいます。その人数は現在38人。31人が男の子、7人が女の子です。

 DICでは教育やレクリエーション、医療サービス、職業訓練の機会を提供していますが、公立学校への就学も奨めています。食事は3食で10タカ程度(1タカ≒1.2円)。子どもたちは新聞を売る、古新聞で紙袋を作る、お店でアルバイトをするなどして生活費の一部を賄っています。

 DICは銀行としての機能も提供しており、子どもたちは稼いできたお金を自由に預け、引き出すことができます。DICのプロジェクトマネージャーは、「子どもたちの教育と、職を得るための職業訓練をもっと充実させなければなりません。しかしゆくゆくは地域のコミュニティにDICの運営を担ってもらいたい。そのためにコミュニティの人たちのモチベーションを高めることに注力しています」と語っています。(ダッカ駐在員 菅原伸忠)