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　今年5月に国際労働機関（ILO）が児童労働に関する新しい統計を発表しました。2008年の各国の統計情報に基づく推計では、世界の児童労働者は2億1500万人であることがわかりました。この統計は4年に1度更新されるもので、前回2006年の発表から約７００万人減少したことになります。しかしその減少スピードは落ちており、アジア・太平洋地域や中南米では減少している一方で、アフリカでは増えていることがわかりました。また義務教育の普及により14歳未満の児童労働者は減少している一方で、15〜17歳の危険労働が増加していることもわかりました。

　ACEでは、この統計が発表されたILOのレポートの内容を解説するワーキングペーパーを作成し、８月から販売を開始しました。児童労働問題の解決へ向けた日本の企業や政府に対する提言などもまとめています。興味のある方はぜひご覧ください。www.acejapan.org/ocnk　（白木朋子）