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タイの新たなチャレンジ

　シェアのタイ事業は来年20周年を迎えます。タイでの最初の活動は下痢予防活動でした。下痢が改善された後、村におけるHIV/AIDSの偏見や差別が見られ問題になっていたため、HIV/AIDS予防啓発およびケア活動が始まり、現在まで15年間経験を培ってきました。昨年からシェアは活動地をラオス国境のウボンラーチャターニー県ケマラート郡に移し、HIV陽性者の中で最も脆弱で感染率の高い立場にあるMSM（男性と性行為をする男性）とラオス人性産業従事者への活動を開始し、新たなチャレンジに直面しています。まずは時間をじっくりかけて対象者との人間関係構築から始めています。また、タイ人スタッフの能力が非常に高く、今後彼らの力で自立できるという目処が立ったため、現在タイ事務所はアーユスさんの支援により現地化に向けて活動中です。このダブルチャレンジにタイ人スタッフ達は熱い意欲を持って取り組んでいます。（広本充恵）