文字サイズ

特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

会員になるには

平和人権/アジア

平和人権/アジア2025/08/07

開催報告:ミャンマー中部地震 届く支援とは?


8月5日、「ミャンマー中部地震 届く支援とは?―3団体からの報告―」と題したオンライン報告会を開催しました。ミャンマーでの活動は情報共有さえ危険が伴います。そのなかでも各団体は、できる限りの情報を発信してくださいました。報告会の概要と、各団体が情報発信している媒体をご紹介します。

ミャンマー中部地震 届く支援とは? ー3団体からの報告ー(オンライン)
2025年8月5日(火)19:30-21:00
登壇者:次の団体の事業担当者
*日本ビルマ救援センター
*パルシック
*PHD協会
コメンテーター:木口由香さん(メコン・ウォッチ)


アーユスでは今年3月にミャンマー中部で発生した大地震に対し、現場で被災者支援を行うパートナーNGOに協力する形で支援してきました。

2021年2月に軍事クーデターが起きて以来、ミャンマー国内の軍事的衝突やミャンマー軍による市民の弾圧が拡大し、2000万人近い人たちが何らかの支援を必要としています。 
2025年3月に起きた大地震は被害をさらに拡大し、支援を必要とする人たちをさらに増やしました。 

しかし、地震後の軍の行動は被災地を空爆し、支援の妨害をしたと報道されています。今回は、協力させていただいた3団体の報告を受けながら、ミャンマーのような政治情勢の中での支援の難しさやできることを確認しました。また、クーデター以来、日本の公的資金がミャンマー軍に流れないようアドボカシーを続けている団体から、「支援の武器化」についてコメントいただきました。

各団体の活動や情報は、下記からご覧いただけます。

●ミャンマーでの支援活動に特有の問題点
「もっとも弱い立場の人たちに人道援助を届けるためには」
2024年5月18日に開催したセミナーの書き起こしです。
主催:「#ミャンマー軍の資金源を断て」キャンペーン

●日本の公的資金がミャンマー軍をどう利しているのか
YouTube メコン・ウォッチチャンネルにこれまでの様々なセミナーがアップされています。
その中でも、2025年1月に行った『クーデターから4年 日本からミャンマー軍への資金の流れ、今どうなっているのか』はクーデターからの4年間の活動からわかったことがまとめてあるのでオススメです。

●#ミャンマー軍の資金源を断て
クーデター以降、日本からの資金がミャンマー軍を利していないか調査し、政府や企業に働きかけています。詳しくはこちらのサイトをご参照ください。

●日本ビルマ救援センター
毎週末の街頭募金などを元に、在日ミャンマー人の方々との共同で現地が必要とするものを送っています。支援が行われる度▶に、以下のページに報告が出ています。
▶web site
▶Facebook 
▶Instagram 

●PHD協会
毎年、日本に招聘する研修生にはミャンマーから来日される方がいました。既に帰国された人たちを通じて、できることを探り支援を続けています。
▶web site 
▶Facebook
▶Instagram

●パルシック
クーデター以降、市民的不服従運動への参加者支援などから始まったミャンマーへの関わり。活動者のネットワークを駆使して、市民による地震被災地での支援活動をサポートしています。
▶web site 
▶x 
▶YouTube 
パルシックはミャンマーに関する様々なオンラインセミナーを開催しています。ぜひ、Peatixで、パルシックをフォローしてください。またセミナーのアーカイブはパルシックのYouTubeチャンネルで公開されています。

●アーユス・ミャンマー緊急募金にご協力ください。
アーユスは引き続き、今回の3団体を始めとする、確実に人々に届く支援活動に協力して参ります。
ぜひご寄付でご協力ください。

この報告会を開催するに際して、Peatixを通じてご寄付くださったみなさまにはこの場をお借りして御礼申しあげます。ミャンマー支援に使わせていただきます。