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ayusより 2019/09/27ツイート
メールマガジン 第85号(2019年9月27日発行)
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★アーユス・メールマガジン(月刊アーユス)★
〜世界にお布施。むすぶ、ひらく、未来。〜
第85号(2019年9月27日発行) https://ngo-ayus.jp
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台風15号による被害で千葉県内で大規模な停電が発生し、その
影響が長引いています。アーユスは台風の影響を受けた地域の会
員や関係者を訪問して、僅かですが必要とされる物資を届けまし
た。今回の災害では国や自治体等の初動体制の不手際や、東電の
停電復旧の見込みなどの情報伝達のあり方が問題になりましたが、
大規模な送電網に頼る現代社会の脆さが白日の下に晒されたよう
に感じます。食料もエネルギーもできる限り地域内で循環させて
持続可能な社会を生み出す知恵と工夫、仕組み作りが今まさに必
要とされているように思います。
https://ngo-ayus.jp/column/other/2019/09/20190915/
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◆目次◆
【1】アーユス・アップデート
・9月のメッセージ
・「地域の開発(かいはつ)・心の開発(かいほつ)持続可
能な未来をめざすアジアの若者たち」(10/8・10/11案内)
・私たちが見たピョンヤン、あなたはどう思う(10/11 案内)
・「エンゲイジド・ブッディズムを知ろう」(10/11案内)
【2】関係NGOの活動報告
・バナナ労働者の声を聞く(名古屋NGOセンター)
【3】NGOピックアップ
・「JANICグローバル共生ファンド」助成事業まもなく締切
・グローバルフェスタ2019(9/28-29)
・コリアNGOセンターが韓日関係に関する声明文を公表
・Be-hiveで「女性と社会的弱者にとっての気候変動」展示
【4】会員・専門委員等からのお知らせ(1件)
【5】NGO等情報告知板(11件)
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【1】アーユス・アップデート
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●9月のメッセージ
内閣改造で大臣就任が華やかに報じられたのもつかの間、福島
原発処理水問題をはじめ、質問への返答が言語明瞭意味不明瞭で
小泉環境大臣がマスコミからいじられています。でも、小泉大臣
が国連本部での気候行動サミットに出席しなかったらこれほど日
本のマスコミに取り上げられることはなかったでしょう。グレタ
・トゥーンベリさんの真摯な訴えさえ、報じられなかったかもし
れません。そういう意味で「ありがとう小泉大臣」?・・・。
https://ngo-ayus.jp/column/buddhism/2019/09/1909message/
●「地域の開発(かいはつ)・心の開発(かいほつ)持続可能な
未来をめざすアジアの若者たち」(10/8東京・10/11京都案内)
アジアの多様なルーツや経験を持つ若者たちがグローバルな課
題を英語で話合い、その関係性に気づく教育プログラムなど、市
民社会で活躍する次世代リーダーを育てるセオドア・メイヤーさ
んとともに、仏教の視点を通した「開発」のあり方や持続可能な
社会に向けた取り組みについて考えます。10月8日に東京で、10
月11日に京都でそれぞれセミナーを行います。
https://ngo-ayus.jp/activity/training/ayus_seminar/19seminar_ted/
【関連イベント】
10/9 セミナー「国際協力に携わるには〜持続可能なメコン河流
域を目指して」
http://www.mekongwatch.org/events/lecture01/20191009.html
●ジャーナリスト・堀潤さんと語る「私たちが見たピョンヤン、
あなたはどう思う?」(10/11案内)
90年代に行った人道支援以来、毎年子どもの絵画交流等を通し
てピョンヤンを訪問してきた経験から、継続的に現地を訪問する
意味について、堀潤さんの撮影した貴重な映像をご覧いただきな
がら皆さんと考えたいと思います。JVCとアーユスの共催。
https://ngo-ayus.jp/2019/09/20190926/
また、訪朝のレポートもありますので、合わせてご覧ください。
https://ngo-ayus.jp/column/asia/2019/09/20190905/
●関西定例会・勉強会「エンゲイジド・ブッディズムを知ろう−社
会に関わる仏教−」(10/11案内)
タイに拠点を置くINEB(社会に関わる仏教徒の国際ネットワ
ーク)研究所に籍を置くセオドア・メイヤーさんを日本にお招き
するのにあわせて、お話を伺う会を設けます。国境や宗教を越え
様々な層の人びとがグローバルな課題に当事者として向き合うた
めのヒントを見つけてみませんか。
【日時】2019年10月11日(金)19:00-20:30
【会場】龍岸寺(京都市下京区塩小路通大宮東入八条坊門町564)
【参加費】無料(カンパ大歓迎)
【申込み】アーユス仏教国際協力ネットワーク
TEL: 03-3820-5831 FAX:03-3820-5832
E-mail:event@ngo-ayus.jp
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【2】関係NGOの活動報告
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●バナナ労働者の声を聞く(名古屋NGOセンター)
アジア太平洋資料センターと名古屋NGOセンターの主催で、日
系スミフルのバナナ農園で働く労働者の報告会が行われました。
日本が輸入するバナナの大半はフィリピン・ミンダナオ島で生産
されていますが、バナナ農園や梱包工場で重大な人権侵害が行わ
れているとの報告がありました。「日本の消費者の行動がスミフ
ルに大きなプレッシャーを与えることができる。スミフルのバナ
ナをボイコットしてほしい」とフィリピンの労働者は訴えました。
https://ngo-ayus.jp/column/international/2019/09/nangoc7/
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【3】NGOピックアップ
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●「JANICグローバル共生ファンド」助成事業まもなく応募締切
オープン・ソサエティ財団(OSF)の助成を受け、主に日本国
内の人権・民主主義の課題に取り組む団体・個人を対象とした
「JANICグローバル共生ファンド」助成事業の募集が行われてい
ます。応募締切は9月30日必着となっています。
https://www.janic.org/blog/2019/08/27/kyouseifund2020/
●グローバルフェスタ2019
日本最大級の国際協力イベントが今年も東京・お台場を会場に、
9月28日と29日の2日間開催されます。出展者による展示・活動
報告・各国料理のフードコーナーを始め、多数のゲストが出演す
るステージや体験イベント等を通じて、国際協力の現状や必要性
についての理解と認識を深めてもらうことを目的としています。
http://www.gfjapan2019.jp
●コリアNGOセンターが韓日関係に関する声明文を公表
在日コリアンの立場から韓日関係のより発展的な関係改善を求
めつつ、韓日両国の政府と企業に対して現情勢を打開していくた
めの努力を強く求めています。12月1日には大阪で韓日関係を考
えるシンポジウムを開催する予定。
http://korea-ngo.org/peace/peace01.html#190925_2
●Be-hiveで「女性と社会的弱者にとっての気候変動」展示
東京・広尾の聖心グローバルプラザ1階Be-hive(ビーハイブ)
にて上記の展示が行われています。ネパールやキリバスなどを事
例に、女性や社会的弱者の視点から気候変動による影響を知るこ
とができます。特別展示室では、南太平洋の島国ツバルの現状を
伝える「沈みゆく声」の展示が行われています。
https://kyosei.u-sacred-heart.ac.jp/behive/
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【4】会員・専門委員等からのお知らせ
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●10/27 シンポジウム「死を起点とした「つながり」の現代的意
義を考える」(アーユス専門委員の星野哲氏が登壇予定)
死を起点としてどのようなつながりを結びうるのか、関係性を
構築しうるのか。議論の入り口として、いま医療・介護の現場で
注目される「人生会議」(ACP)を論じます。
https://note.mu/tenoheizou/n/n32827448ea47?creator_urlname=tenoheizou
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【5】NGO等情報告知板
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●9/29 時代・社会を問い続ける者たち:市民が運動する・発信す
る・生きていく
講師は新倉裕史さん(非核市民宣言運動・ヨコスカ)。モット
ーは「理想を高く掲げない」、「持続に耐える」。基地のまちで、
希望を見つけるためのキーワードは「糾弾よりも対話」。
<アジア太平洋資料センター(PARC)>
http://www.parc-jp.org/freeschool/event/19_toituzukeru.html
●9/30 映画「ナディアの誓い」試写会&トーク
ノーベル平和賞を受賞したナディア・ムラドさんのドキュメン
タリー映画「ナディアの誓い」の試写&朝日新聞国際報道部次長
・春日芳晃氏のトーク、JVCイラク事業担当スタッフの声など。
<日本国際ボランティアセンター(JVC)>
https://www.ngo-jvc.net/jp/event/event2019/09/20190930-iraqevent.html
●10/3 生物多様性連続セミナー第3回:東南アジアにみる生物多
様性と人々のくらし
メコン・ウォッチの木口由香さんをゲストに、川や山の自然の
めぐみをどのように利用してきたのか、近年どのように変わろう
としているのかを、タイ・ラオスなどの事例を通じて考えます。
<FoE Japan>
http://www.foejapan.org/forest/biodiversity/191003.html
●10/4 私の「国際協力」海外インターン経験中の25歳が語ります
シェアのインターンとして2019年1月から現場にとびこんだ溝
口沙季子さんが発展途上国の農村部の暮らしや仕事など語ります。
<シェア=国際保健協力市民の会>
https://share.or.jp/share/join/event/20191004event.html
●10/6 巨大台風を生き抜いた女性が語る「気候危機から未来を守
るのは私たち」
フィリピンの巨大台風を経験したことをきっかけに、気候危機
と闘う女性が来日し、ご自身の体験、気候変動がもたらしている
危機などをお話しいただきます。大阪でも講演会が行われます。
<アムネスティ・インターナショナル日本>
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/event/2019/1006_8293.html
●10/12 子どもの権利条約30周年記念シンポジウム
国連で子どもの権利条約が採択されて30周年、日本批准25周年、
『子どもの権利を守る30の方法』(仮)(合同出版)の出版を記
念して、シンポジウムとチャリティコンサートを開催します。
<国際子ども権利センター(シーライツ)>
http://www.c-rights.org/news/news3/20190823.html
●10/15 代表門田に聴く「NGO PLASのアフリカ支援のいま」
24歳でNGOを立ち上げ「現地の人と共に歩む支援」に取り組
みながらITやマーケティングを活用し新しいNGOの形を模索・発
信しています。新しい人達と出会って世界を広げてみませんか?
<エイズ孤児支援NGO・PLAS>
https://www.plas-aids.org/blog/2019/09/13/45735
●10/20 ネパール人職員来日講演会「ネパール農村部の住民と行
政との洪水に強いコミュニティづくり」
現地の人々が直面している洪水リスクや対策、現地の変化や成
果について、事業担当者シャプラニールネパール事務所のキル・
ガレ職員を招いて現場の生の声を届けます。
<シャプラニール=市民による海外協力の会>
https://www.shaplaneer.org/caravan2019/
●10/25 開発教育入門講座・特別編「スマホから考える世界・わ
たし・SDGs」
ワークショップとふり返りを通して「開発教育」をわかりやす
く紹介する講座。今回は教材『スマホから考える世界・わたし・
SDGs』をつかってワークショップを実施します。
<開発教育協会(DEAR)>
http://www.dear.or.jp/event/265/
●11/16 シンポジウム「ヒ素対策は社会の強靭化に貢献したか?」
持続可能な強靱な社会の構築をめざして行ってきた水供給、保
健、食・栄養・農業などの取り組みを振り返り、ヒ素問題とその
対策の教訓を今後の国際協力に活かす方法を考えます。
<アジア砒素ネットワーク>
https://www.asia-arsenic.jp/information/201908162000/
●シュエグニ孤児院の子どもたちへアイスクリームと歯ブラシを
ミャンマー内戦被害者の子どもと暮らすシュエグニ孤児院に暮
らす子どもたちを支援するためTシャツを作りました。Tシャツ
1点につき¥1,250が孤児院に寄付されます。
<PHD協会>
http://www.phd-kobe.org/moemoetshirts/
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★編集後記
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9月10日に東京都町田市にある勝楽寺で茂田真澄前理事長の本
葬が行われました。残暑厳しい中、千人を超える参列者が訪れ、
アーユスの会員やNGO関係者の皆さまにも多数ご参列いただき、
お香典やお花をお送りいただきました。心より御礼申し上げます。
改めて茂田さんが、仏教者として、NGOのリーダーとして、そし
て何よりも、立場の弱い人に手を差し伸べる心優しい一人の人間
として多くの人に多大な影響を及ぼしていたことを痛感しました。
常に社会の様々な問題に正面から向き合い続けてきた茂田さんの
姿は、これからも多くの人の心に留まり続けることでしょう。そ
して、茂田さんの活動の原点とも言うべき「光のあたらないとこ
ろに光を」の信念は、これからも多くの人の中に灯り続け、受け
継がれてほしいと思います。(団)
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▼アーユスでは会員を募集しています。すべてのいのちが尊重さ
れ、生かされ生かし合う世界をめざす運動にご参加ください。下
記連絡先までお気軽にご連絡ください。よろしくお願いします。
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■編集・発行: NPO法人アーユス仏教国際協力ネットワーク
〒135-0024 東京都江東区清澄3-6-8
TEL:03-3820-5831 FAX:03-3820-5832
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