NGO組織強化支援
地雷廃絶日本キャンペーン
地雷廃絶日本キャンペーン(JCBL)は、1997年に設立された、人道的な立場から対人地雷やクラスター爆弾の廃絶を目指して活動するNGOです。
1.条約の普遍化や政府への働きかけ
ICBL-CMC(※)と協力し、対人地雷全面禁止条約やクラスター爆弾禁止条約の普遍化に努めています。日本政府への要望書の提出や国会議員に対する働きかけ、他国の条約未加盟国への働きかけも行っています。
2.日本社会への働きかけ
地雷やクラスター爆弾の被害の実態やその対策をより深く議論するシンポジウムの開催や、講師派遣などを行っています。また、金融機関にクラスター爆弾の製造関連企業への投融資をやめるよう働きかける「投融資禁止キャンペーン」も行っています。
3.犠牲者支援
被害者支援には医療支援だけでなく、生活全般の相談事業など、本人の人権が保障されるための支援が求められます。カンボジアの農村地帯にバリアフリートイレを設置するプロジェクトや、地雷回避教育支援として、ミャンマーやネパールやインド、アフガニスタンなどに経済的支援を行ってきました。JCBLは、現地の地雷被害の犠牲者のニーズに沿った支援を心がけています。
※ICBL-CMC 1997年にノーベル平和賞を受賞した「地雷禁止国際キャンペーン (International Campaign to Ban Landmines, ICBL) 」と、「第 2 の地雷」と言われるクラスター爆弾の廃絶をめざすNGO ネットワーク「クラスター兵器連合 (Cluster Munition Coalition,CMC)」が2011年に統合して発足した組織。JCBLは、ICBL-CMCの日本の構成団体として活動しています。
幸坂説子
大学在学中、NGOのインターン募集の合同説明会があり、JCBLのことを知りました。地雷のことはなんとなく知っていたつもりでいましたが、戦争が終わっても長い間、脅威を持ち続けること、今でも新たな地雷被害の犠牲者がいることに改めて恐ろしさを感じました。また、地雷の禁止条約の成立におけるNGOの働きを知り、NGOの活動、なかでもJCBLの活動に特に興味を持ち、1年間インターンを経験しました。大学卒業後、メーカー勤務を経て、2016年からJCBLの事務局スタッフとして、再び活動に参加しています。
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地雷廃絶日本キャンペーンの2017年8月の活動報告の続きはこちら
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