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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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スタッフ雑記帳

スタッフ雑記帳2024/02/20

2月6日にNGO組織強化シンポジウムを開催しました


 2024年2月6日(火)に、アーユスの主催で「NGO組織強化シンポジウム」がオンラインで開催されました。タイトルは、「NGOの組織強化はなぜ必要か~現状と課題、NGOの可能性を考える」。目的は、アーユスが看板事業として30年余り実施してきた「NGO組織強化支援事業」 の軌跡と国際協力NGOの変遷を振り返るとともに、こうした組織強化支援の仕組みなどによって、国際協力NGOは特に組織強化の面でどのように変化してきたのか、その成果と課題について考えることにありました。
 参加者は関係者も含めて34名。シンポジウムは「事例紹介」と「パネルディスカッション」の二部構成で行われました。冒頭、アーユスでNGO支援事業を担当する井上から「NGO組織強化支援30年のあゆみ」についての報告があり、第一部の「事例紹介」では、過去にアーユスから組織強化支援を受けた、名古屋NGOセンターの田口裕晃さん、関西NGO協議会の栗田佳典さん、ACEの白木朋子さんから、それぞれの団体が組織強化に取り組んだ結果、どのような変化があったのか、その現状や課題などについて報告があり、第二部の「パネルディスカッション」では、それらを踏まえて団体として組織強化の考え方や現状をどのように評価しているのかについてお話がありました。
 田口さんからは、組織強化支援を受けて事業の絞り込みや効率化を進め、目指す方向性を統一できたことや、寄付の積極的な呼びかけを実施したことでマンスリーサポーターを100名程度集めるなどの成果があった一方、安定的かつミッションに合致した事業の開発や受託は引き続き難しいとの課題が挙げられました。
 栗田さんからは、アーユスの支援で自主財源の確保や労働環境の整備が進み、新たな会員制度の新設や政策提言の基盤が創出ができたことを成果として挙げた反面、資金面の課題は解消されていない現状を指摘されました。
 白木さんからは、アーユスの支援を受けたことで収入が4倍近く増えることとなり、自己資金率も81%に達するなど、支援を組織強化に上手く結びつけた実績を説明。支援終了後も継続して組織強化に取り組み、構造的課題の抽出や分析、メンタルモデルの可視化に取り組み、大きな成果を挙げていることが紹介されました。また、人材・チーム育成への投資が事業の実績と成長に結びつき、それが収入の増加をもたらし、さらに人材・チーム育成への投資へのつながるとする、ACEの組織基盤強化のサイクルが共有されました。
 第一部と第二部の間には、参加者が小グループに分かれて、自らの団体の組織強化の現状や課題について共有し、事例紹介者に対する質問を考える「ブレークアウトルーム」の時間が設けられ、限られた時間でしたが、参加者同士が交流を深め、一緒にパネリストへの質問を考える時間になりました。
 アンケート結果からも、NGOの組織強化について関心が高いことがわかり、アーユスから支援を受けたNGOの事例が今後の取り組みを進める上で参考になったとの意見が多数寄せられました。