スタッフ雑記帳
スタッフ雑記帳2013/05/17ツイート
東ティモールに行ってみたい! カンタティモールの上映会終了。
4月27日に、新宿区の経王寺にて「ドキュメンタリー映画 カンタ・ティモール!とトークショー」を開催。東ティモールのコーヒー農家を支えているAPLAと、経王寺さんとの共催でした。
映画上映後のトークに、監督のひろ広田奈津子さんと、作家の田口ランディさんのトークがあったためもあるのでしょうが、2回おこなった上映会の両方が事前に予約でいっぱいになるという快挙。ドキュメンタリー映画上映を行って、ここまでの集客がある時は少ないと言ってよいでしょう。
広田監督が東ティモールに行った際に、たまたまある歌に出会ったことが、この映画が制作されるきっかけとなりました。帰国してからも耳に残る歌の意味を知りたい、という思いが、広田さんを東ティモールに再び向かわせました。そして、長い旅が始まり、その旅の過程に撮られた映像が1本のフィルムとなったのです。
映画の中には、東ティモールの人々が味わった辛酸も描かれています。独立するまでに受けた抑圧、東ティモール人を絶やすために行われたレイプ、暴力など・・・。その事実を知っていても、天然資源を巡って何もアクションをおこさなかった先進諸国。もちろん日本も含まれていました。
でも、そんな悲惨な暮らしが続いても、映画の中に出てくる東ティモールの人たちは明るく強い。悲しみは残るけど、怒りは流すんだと、歌い踊り続ける人たち。
特に最後がいいんです。ネタバレになりますから書かないけど、泣きながらも笑顔が浮かび、希望という2文字がリアルに胸に湧いてくる・・・。そんなエンディング。ぜひ多くの人に、あの見終わったあとに胸の内に湧く高まりを感じて欲しいです。
この映画への関心は、3.11の後に特に高まったとききます。分かるな、その感覚。苦しくても希望がもてる、すがりつきたくなるような優しさがあふれていた映画でしたから。APLAも、道理で東ティモールに魅了されているんだなと、これも納得。
寺院の方で、お寺での上映会に関心のある方ご一報ください。APLAが取り扱っている東ティモールのコーヒー販売などあわせて、企画いたします! (M)