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NGOより 2018/02/06ツイート
2/8 院内集会「独裁化するカンボジアと日本外交」
UNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)総選挙から25年のカンボジアでは今年7月、国政選挙が予定されています。32年も権力の座にあるフン・セン首相は、この選挙で与党・カンボジア人民党(CPP)が敗北する懸念から、対抗する政治勢力、独立系メディア、人権団体への弾圧を強めてきました。
昨年9月には、野党・救国党(CNRP)のケム・ソカ党首を国家反逆罪で逮捕。
主要新聞のカンボジア・デイリー紙を廃刊。11月には、最高裁判所が救国党に解散を命じ、カンボジアの民主主義は死んだとも評されています。
日本と欧州連合(EU)は、これまでカンボジアへの選挙支援を行ってきましたが、EUは野党解散をうけ、選挙への支援を停止。
しかし日本政府は残念ながら、選挙支援継続を表明しています。
本集会では、日本政府に対して以下の2点を求めます。
1) 現状では自由・公正な選挙とは言えない旨の表明をすること
2) 2018年国政選挙支援の即時凍結(政治活動を禁止・妨害された諸政党が選挙に参加できるようになってから再開するべき)
日本政府からのカンボジア経済支援は3千億円以上ともいわれ、国民・納税者の多額の税金が投入されています。これまでの対カンボジア外交を検証するとともに、専門家、ジャーナリスト、NGOや国会議員の方々とも一緒に、今後の日本外交のあるべき姿について考えます。
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• 日時:2018年2月8日(木) 17時半~19時 (開場:17時)
• 場所:衆議院第一議員会館1階 国際会議室 (東京都千代田区永田町2-2-1)
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• スピーカー(敬称略):
・司会: 堀潤 (ジャーナリスト・NPO法人「8bitNews」代表)
・熊岡路矢 (日本映画大学教員、カンボジア市民フォーラム)
・デボラ・クリッシャー・スティール (カンボジア・デイリー紙の元副発行人、父バーナード・クリッシャー氏は同紙の創始者)
・トゥン・サライ(ビデオメッセージ交渉中)
・土井香苗(国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ 日本代表)
・伊藤和子(認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ 事務局長)
• 式次第:
・スピーカーによる報告
・国会議員の発言
・NGOからの訴え
• 主催:カンボジアの自由公正な選挙を求める有志の会、認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ、国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ
• 協力:認定NPO法人 国際協力NGOセンター(JANIC)、認定NPO法人 アーユス仏教国際協力ネットワーク
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≪申込方法≫
お申し込みフォーム
https://goo.gl/KN2wF6 より、お名前、ご連絡先、ご所属をご登録ください。
*当日正午までの事前申し込みをお願いします。
*上記フォームでご登録できない場合は、お手数ですが、ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京オフィス(tokyo@hrw.org) まで、件名を「2/8独裁化するカンボジアと日本外交」として、お名前、ご連絡先、ご所属をご連絡ください。
【お問い合わせ先】ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京オフィス (担当:吉岡、土井) tokyo@hrw.org