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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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NGOより 2013/03/06

3/16 全国の保健医療機関から相談が寄せられる外国人医療のスペシャリスト 医師 沢田貴志 講演会


外国人が安心して結核治療をできる街
―市民・NGO・行政との連携で進める結核対策―

 少子高齢化の中で働き手となる外国人の人口が増えれば、当然結核患者(平成22年東京都結核患者数3,045人)に占める外国人の割合も増えます。
 しかし、言葉が分からなければ適切な治療を受けられず、気付かないうちに感染を拡げてしまったり、病状の悪化や、治療中断などを招いてしまうこともあります。

 東京都では、外国人の結核患者のほとんどが治療を完了できるようになっています。それには「東京都外国人結核患者治療服薬支援員」という名称で多言語の市民通訳が活躍していることが大きく貢献しています。シェアでは、1995年来多数の市民ボランティアや行政と連携して外国人の健康相談・結核
健診に取り組んできました。そして2006年からは、東京都のこの支援員派遣・育成制度を支えてきました。順調に結核治療が進む背景には、シェアが国際協力で培ってきた、人材育成のノウハウ、外国人通訳者のネットワーク、外国人の文化・生活への配慮、医療機関への啓発活動などがあります。NGOの経験と市民、行政が連携することで可能となる結核治療、そして外国人の医療を支える取り組みについて報告いたします。

【日時】
2013年3月16日(土) 13:00~14:00 (12:30開場)

【会場】
女子栄養大学 2号館2階 階段教室(東京都豊島区駒込3-24-3)

【演者】
沢田 貴志(秩父宮妃記念結核予防功労賞 受賞者)
シェア副代表理事、医師、公衆衛生士
神奈川県勤労者医療生活協同組合港町診療所所長
総合内科専門医の研修修了後、フィリピンでスラムや被災地の医療を経験。
帰国後、港町診療所とシェアで外国人の医療相談に参画。国内外のHIV陽性者・
結核患者支援や、在日外国人の医療支援活動に従事。在東京タイ王国大使館
名誉医療アドバイザーも務める。

山本 裕子
シェア国内保健事業担当、看護師、保健師
病院でHIV/AIDS患者に対する医療・看護を経験。NPO法人訪問看護ステーション
コスモスで山谷地域における訪問看護を経験。青年海外協力隊保健師隊員とし
てホンジュラスで2年間活動。大学院で国際地域看護学を専攻し看護科学修士
を取得、2009年よりシェアの国内保健事業アシスタントとして勤務、2010年よ
り国内保健事業担当となる。

【定員】
50名

【参加費】
無料

【申込】
シェアHPイベントページ<http://share.or.jp/share/join/event/#sawada>にあります「お申し込みフォーム」より、お申し込みください。

【お問い合わせ】
シェア=国際保健協力市民の会
〒110-0015 東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル5F
Tel 03-5807-7581   E-mail info@share.or.jp