文字サイズ

特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

会員になるには

スタッフ雑記帳

スタッフ雑記帳2014/07/22

「ガザの命を守りたい」集会&キャンドル・アクションに参加


7月8日から始まったイスラエル軍によるガザへの軍事攻撃によって、多くの女性、子どもが犠牲となっています。7月20日の国連発表によれば、ガザの犠牲者は375 人、負傷者は3,008 人を超え、現在も攻撃が続いていることから犠牲者の数がさらに増えることを懸念されています。  一方、パレスチナ武装勢力も応戦し、イスラエルに向けてロケット弾を無差別に発射しており、ガザをめぐる状況は厳しさを増しています。いかなる理由であれ、多数の民間人を意図的に巻き込んだ軍事行動は国際人道法違反であり、厳しく非難されるべきものです。

こうした状況を受けて、 開発支援、人権、フェアトレード、宗教交流など、さまざまな形でパレスチナに関わる日本のNGO14団体が呼びかけて、7月21日に明治公園で標記の集会が緊急で行われました。アーユスもその1団体として、企画から当日の準備・運営に到るまで協力しました。

短い呼びかけ期間にも関わらず、500人以上が集まり、紙コップに入れたろうそくで「GAZA」と平和を示すマークの人文字を作って、 パレスチナ、イスラエル双方で犠牲になったすべての人びとへの哀悼の意を表し、 市民を巻き込む無差別攻撃を直ちに停止するように訴えました。その様子は国内外の多くのメディアでも取り上げられ、海外でも広く紹介されたものと思われます。

集会では、ガザの人たちから過酷な状況に置かれている現状や、これまでに寄せられた励ましに感謝する気持ちが述べられ、日本を含む国際社会からの更なる支援が呼びかけられました。また、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、仏教の各宗教界の代表者から連帯と哀悼の意を表すメッセージが伝えられました。アーユス理事長の茂田が仏教者を代表してスピーチを行い、お経をあげました。この場に集まった人たち、そして、当日来られなくても同じ気持ちを共有する人たちの思いはきっとガザの人たちにも届いたことと思います。

また、7月22日付で、日本の外務大臣と外務副大臣宛に、イスラエルによる軍事攻撃を即刻中止させ、ガザの封鎖と市民への集団懲罰を止めさせるように訴える要望書が、アーユスを含む10団体の連名で出されました。

写真提供:白川徹

                                                                                              写真撮影・提供:白川徹(日本国際ボランティアセンター)

 CIMG0496 のコピーCIMG0516 のコピー