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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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スタッフ雑記帳

スタッフ雑記帳2013/05/22

いまシリアで起きていること


 昨日、早稲田大学で行われたパレスチナ子どものキャンペーン(CCP)の現地報告会に行ってきました。タイトルは「シリアとパレスチナの子どもたちの様子と心理サポート」。CCPは、2012年11月から2013年3月まで、ヨルダンの難民キャンプ等でシリア内戦から逃れてきた難民を対象に、物資配布、子ども支援、母親支援、産科病院支援などの活動を行ってきました。特に、戦争でトラウマを抱えている母親たちが子どもたちを対象に、心の悩みや将来の願いを語ってもらい、精神的に落ち着きを取り戻してもらうことを意図した心理サポート事業を現地NGOと協働で進めました。2013年4月からは、レバノンに逃れたシリアからの避難民を対象に物資の配布を行っていて、医療支援や女性・子どもを対象とした心理サポートの実施を計画しているそうです。

 日本では余り大きく報道されていませんが、シリアからは50万人の難民・避難民のうち、ヨルダンには40万人、レバノンには10万人が隣国に避難しており、それぞれの地で不自由な生活を営んでいます。CCPのように、母親たちが刺繍をしたり、子どもたちが絵を書いたり、スポーツを通して自己を表現してみるという活動は、モノをあげるという行為よりも見えにくい支援ではありますが、NGOならではのきめ細やかで欠かすことができない支援であると感じます。