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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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スタッフ雑記帳

スタッフ雑記帳2025/10/21

2025年度「NGO新人賞」クラウドファンディングご協力の御礼


今年で4回目となった、「アーユスNGO新人賞」のためのクラウドファンディング。
2025年9月15日から10月15日の期間中、のべ91名の方から、合わせて1,278,000円のご寄付を頂戴し、無事に目標達成して終了いたしました。

貴重なご寄付や温かい応援メッセージ、イベントやインタビューのご協力、また情報の拡散など、多くの皆さまに様々な形でご協力いただきました。心より御礼申し上げます。

クラウドファンディング特設ページはこちら

アーユスNGO新人賞は、2013年にアーユス設立30周年を記念して創設したアーユス賞のひとつです。将来の国際協力NGO界を担う、勤務経験5年以内の<新人>を表彰しています。

アーユス賞と過去の受賞者のご紹介はこちら

この「新人賞」のことをもっと広め、いろんな人がNGOの新人たちを応援する機運をつくれたらと、4年前からアーユスでは副賞の賞金の原資をクラウドファンディングで募ることにしました。

期間中は2つの関連イベントを開催。
4回シリーズの公開インタビュー「NGOに関わるということ」では、

  • 誰かを応援することは、その先に居る人をも幸せにすること。
  • 何らかの困難を抱えている人は、必ずしもひとつだけの困難に直面しているわけではない。複数の視点が必要。
  • 時代が変わる中、NGOなど社会に関わる団体の組織のあり方や取り組みの視点も柔軟にしないといけない。でも軸をぶらすのとは違う。
  • テロ集団に参加する人もそれなりの背景がある場合が多い。彼らとふれ合う中で、何かしたいと思う気持ちやできると思うことが出てくる。それを実現するのがNGO。

など、つい忘れてしまいがちなことに多々気づかされたり、励まされたりすることばかり。
記録を掲載しておりますので、ぜひお読みください。

インタビューのレポートはこちら

   ▶第1回2025年9月18日(木)「お坊さんとNGO」
登壇者:西川裕也さん(浄土宗勝楽寺職員、アーユス会員)
第2回9月22日(月)「当事者団体から国際協力NGOへ」
登壇者:田丸敬一朗さん(元DPI日本会議、第1回NGO新人賞受賞者)
第3回10月1日(水)「NGO─変わりゆくこと、変えたくないこと」
登壇者:水澤恵さん(国際協力NGOセンター 事務局長)
▶(近日公開)第4回10月9日(木)「武力紛争の最前線に関わり続けること」
登壇者:高橋みづきさん(アクセプト・インターナショナル、2023年度NGO新人賞受賞者)

2つ目はトークイベント、「いま「外国人」支援をするということ―「NGO新人賞」受賞者に聞く―」

昨年度の新人賞受賞者であるシェア=国際保健協力市民の会の松尾沙織さんと、開発教育協会の松川清美さんのおふたりをお招きし、外国人排斥の空気が強まる今、あらためてそれぞれの活動の意義や思いをお聞きしました。
「新人」とはいえ、すっかり中堅の頼もしさのあるおふたりからは、NGOで活動する原点の思いに立ち返らせてもらえるお話を伺うことができました。

このあと、募集と選考を経て、12月中旬には受賞者の発表、来年2月下旬~3月上旬には授賞式を開催予定です。お楽しみになさってください。

クラウドファンディング期間中は、本当に目標達成できるか不安になったり、賞の意義をしっかり伝えられているか、その意義を反映した賞になっているかと省みたりする毎日。そんななか、ご寄付が届いたり、SNSで拡散くださっているのを見たり、エールをいただいたりして、感謝がこみあげる毎日でもありました。

あらためて、皆さまのご支援に心から御礼申し上げます。
これからも、国際協力の未来を担う人たちを応援し、よりよい社会のため力を尽くしてまいります。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。