文字サイズ

特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

会員になるには

その他の地域

その他の地域2017/10/31

チキンカレーをほぼイチから作りました!


639x424

【ご報告】チキンカレー、大変おいしくいただきました!

 この報告は、同イベントのFACEBOOKページから転載したものです。文責はAPLAの野川さんによります。

 10月8日(日)、成田市の自給農園ミルパにて開催した本イベント、当日は気持ちのよい秋晴れのなか、おとなと子ども合わせて111人(!)が集まり、とても有意義な時間を過ごすことができました。

17chikenc2 オープニングでは、近隣の松戸市と我孫子市から駆けつけてくださったお二人のお坊さんが「命への感謝」のお話をしてくださいました。谷川俊太郎さんの『しんでくれた』という絵本を紙芝居として用意してくださり、小さな子どもたちも真剣にお話を聴いていました。「いただいた命の分も自分の命を大切にしないといけないんだ」という言葉には、改めてハッとした人も多かったと思います。西原さん、馬場さん、どうもありがとうございました!

17chikenc3 その後、鶏を絞めて、羽をむしり、お肉に捌くプログラムに突入。「怖いよ~」とその場から離れる人、手を合わせながらしっかりと見つめている人、体験したい(させたい)と積極的にお手伝いをする人などなど、それぞれでしたが、一人ひとりが「命をいただく」ということと向き合う時間になったはずです。

17chikenc4 お肉にするデモンストレーションは、ミルパの石井さん、お手伝いに駆けつけてくださったハセガワさん、そしてAPLAの寺田さんが1羽ずつを担当して、それを参加者の方が囲むように進んでいきました。みんながよく知っている「手羽」「もも肉」「胸肉」「ササミ」という「お肉」が現れ、内臓からはこれから生まれてくるはずだった小さな「卵」が出てきて…と、何度も驚きや感動の声、そして感謝の言葉があがっていました。

17chikenc5 デモンストレーションが終わった後には、そのまま自分たちでお肉にしてみるチームと野菜収穫&カットするチームに分かれて、作業開始。100人分以上のカレーを作るには、お肉だけでなく野菜も大量に必要!これほどの玉ねぎを刻み、生姜とニンニクをすりおろす体験もなかなかできないものです。子どもも大人も関係なく、協同で作業が進んでいきました。小さなお子さんたちも一生懸命包丁を使って、上手に野菜を切っていた姿、それを温かく見守りサポートする周囲の大人の姿、とても微笑ましかったです。

 (主催者は、予定通りの時間にカレーが完成するかしら…!?とかなり冷や冷やしていたのですが)参加者の皆さんが力を合わせて作業してくれたおかげで、予定通り13時半には「いただきます」となりました。

 この日、“ほぼ”イチから作ったチキンカレー、あるお子さんはスタッフに「鶏さんに、『ぼくたちのためにしんでくれてありがとう』ってお礼を言ったよ」と声をかけてくれました。朝のお坊さんのお話、そして紙芝居のことをちゃんと自分なりに消化したんですね。

 イベントの当初の目的どおり、参加者一人ひとりの方が、命の大切さやつながりを体験を通じて学ぶことができたのではないでしょうか。また、知らない方たち同士でも、一緒に手を動かし、ごはんをいただくことで、あっという間に仲良くなったり(特に子どもたちは友だちになる天才ですね!)、学びや気づきを共有できたり……と、終日とてもいい空気が流れていたことも大変うれしく思います。

 ご参加くださった皆さま、どうもありがとうございました!また、今回はご参加がかなわなかった皆さま、ミルパでは、普段から「農のある暮らし」や「食」にまつわるいろんなことが体験できるので、ぜひぜひチェックしてみてくださいね。  【文責:APLA野川】

 主催団体: 自給農園ミルパ特定非営利活動法人APLAP-nong Learning Center、 (特活)アーユス仏教国際協力ネットワーク、 Mekong Watch日本国際ボランティアセンター(Jvc)日本消費者連盟 消費者・生活者9条の会