スタッフ雑記帳
スタッフ雑記帳2018/03/15ツイート
311バザー&思いを馳せる会を実施しました
東日本大震災から7年。今年はじめて、事務所おとなりの「称名庵」をお借りして、アーユス主催の「311バザー&思いを馳せるつどい」を開催しました。
昨年のうちから、会員や支援者の方々、八王子や深川の仏教会などに「物でお布施」を呼びかけてバザー品の提供をお願いし、また、近隣の飲食店さんをはじめ、あちこちの施設にチラシやポスターの設置をお願いして準備を進めました。
当日は小規模ながらも、食品から嗜好品、家庭雑貨、文房具、布類まで、多種多様なものが並びました。福島での支援活動でご縁のできた二本松有機農業研究会からは、長芋や里芋、にんじん、ごぼうといった多彩な根菜を届けてもらいました。
気仙沼で長く活動してきた日本国際ボランティアセンターは、人気商品のひとつ三陸産のわかめや、気仙沼の人気キャラクターホヤぼーやのグッズを紹介。わかめはかなり早いうちに売り切れました。
ちいさなスペースでしたが、美味しいフェアトレードコーヒーを淹れるAPLAのカフェ・カーも登場。午後の時間帯には、あたたかいコーヒーやホットチョコレートが大人気でした。
開店直後から、地元の方々がたくさん来て下さったのはとても嬉しいことでした。アーユスの会員寺院さんのご協力のおかげで○○寺さんも応援しているNPOなら…と顔を出してくださったり、町内会のご協力のおかげで「今度はもっと賑やかにやりたいですね」と声を掛けていただいたり。25年も清澄にいながら、カタカナ名前のアヤシイ団体?!と思っておられたであろう地域の皆様には、活動の一端を直接ご紹介できる好機となりました。清澄庭園に向かいがてら覗いてくださるパターンも多く、海外から観光にいらした方にもご購入いただきました。
午後は、日本国際ボランティアセンターの震災支援担当として気仙沼で6年にわたり支援活動に携わってきた岩田健一郎さんに「気仙沼の今とこれから」と題してお話しいただきました。気仙沼の人びとにぐっと寄り添いながら考えてきた「復興ってなんだろう」。東北に限らず、どの被災地であっても心にとめておかなくてはならないお話です。
地震の起こった14時46分に黙祷のじかんを持つことも含め、本誓寺さんにて追悼法要を営みました。深川のお寺として、関東大震災さらには東京大空襲を経験し、震災や戦争への思いはひとしおであろうご住職のご法話で、いのちを喪わされてしまった多くの方々に、あらためて思いを深く馳せるひと時となりました。
「震災復興支援」の呼びかけをしたことで、バザーの合間にも、3月11日を思い出して話される方、身近な方を震災でなくされた方、福島二本松の出身の方、日々の取り組みで支援金を集めているがどう活用したら良いか迷っていたという方、いろいろな方に声をかけていただきました。記念日とは記憶を思い起こすだけでなく、私たちのいまの暮らしに感謝する区切りにもなると感じた一日でした。
ご協力いただいたみなさま、ご参加くださったみなさまに、あらためて感謝申し上げます。(〒)