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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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NGOより 2017/10/17

10/30 シンポジウム「気候変動難民—影響・対策・責任をどう考えるか」


気候変動(熱波、豪雨、干ばつ、ハリケーン、洪水、海面上昇など)によって、住居を失い、生計手段を奪われ、命を落とし、難民化する人々が世界各地で急増しています。
特に、途上国に住む人々や先進国においても貧困層は影響を受けやすく、格差を強化する要因ともなっています。気候変動難民が軍事的な紛争の要因の一つとなっているという認識も広まっています。国連での国際交渉では、気候変動による被害の責任・補償問題が交渉の大きな焦点になっており、企業の排出行為や政府の不作為を巡る裁判も各地で起きています。本シンポジウムでは、気候変動による移民・難民問題を専門とする海外の専門家3人から最新の研究動向について伺います。キリバス共和国名誉領事オノケンタロウさんも迎え、今後どのような対策が必要で、どうように気候正義(クライメート・ジャスティス)を実現していくのか、多角的に議論していきます。

登壇者:
ニナ・ホール 講演タイトル「気候変動難民の全体状況と国際機関の役割」
米ジョンホプキンス大学国際関係学科准教授
研究テーマ:地球規模難民ガバナンス。特に、気候変動と開発、多国間アドボカシーなど。

ジョン・キャンベル 講演タイトル「太平洋島しょ国における気候変動難民の現状と課題」
ニュージーランド・ワイカト大学地理学准教授
研究テーマ:太平洋島嶼国における気候変動適応、減災、難民・移住など。

ブノワ・メイヤー 講演タイトル「アジアにおける気候変動難民および法的問題」
香港中文大学法律学部助教
研究テーマ:難民・移住に関する法的問題。「国際法と気候変動(2018年刊行予定)」を執筆中。

コメンテーター:
・オノケンタロウ, 在仙台キリバス共和国名誉領事
・明日香壽川, 東北大学東北アジアセンター/環境科学研究科教授
・小野寺ゆうり、FoE Japan顧問
・柳井真結子、FoE Japan委託研究員(気候変動と適応担当)

◆言語:日本語・英語(逐次通訳あり)

日 時    2017年10月30日(月) 14:00-17:30(開場 13:30)
場 所    日本橋ライフサイエンスハブ 会議室A
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-5-5(室町ちばぎん三井ビル8F)
東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」から駅直結(地図はこちら)
参加費    大学生・FoE Japan会員 500円 / その他一般 1,000円
定 員    100名
申 込    FoEのウェブサイト(http://www.foejapan.org/climate/lad/171030.html)からお申し込み下さい。
問合せ    国際環境NGO FoE Japan  tel: 03-6909-5983 , email: fukakusa@foejapan.org (担当:深草)

*本シンポジウムは、人間文化研究機構北東アジア地域研究事業「北東アジアにおける地域構造の変容:越境から考察する共生への道」東北大学東北アジア研究センター「東北アジア地域の環境・資源に関する研究連携ユニット」および東北アジア研究センターユニット「東北アジアにおける大気環境管理スキームの構築」と国際環境NGO FoE Japanの共催です。