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NGOより 2017/04/17ツイート
5/2 セミナー「開発援助が創り出す「貧困」? 国際金融機関アジア開発銀行(ADB)の影」
近年のアジアは、中国やインドなどの新興国の台頭、東南アジア諸国連合(アセ
アン)の統合、ミャンマーの国際社会への復帰といった政治・経済面の話題で湧
く一方、格差是正や気候変動への対応といったグローバルな課題が未解決のまま
である。アジア開発銀行(Asian Development Bank、以下ADB)は、アジア・太
平洋地域の途上国の経済開発を主な目的に、1966年に設立された国際機関である。
ADBの融資に際しては、環境社会配慮を行うよう、セーフガード政策が定められ
ているが、アジアの市民社会からは長年、環境破壊や人権侵害の問題が提起され
議論が続いている。
アジア・太平洋地域でのインフラ開発に関しては、2015年、中国の主導で発足し
たアジア・インフラ投資銀行(AIIB)の参入がある。AIIBはADBに匹敵する資金
力を持つが、セーフガード政策については整備途上で、今後数年はADBや世銀と
の協調融資を通して投資を拡大するものと見られている。協調融資案件にはADB
のセーフガード政策が適用される場合も多く、ADBにセーフガード政策の堅持・
改善を働きかけることは、AIIBの融資案件や政策・運営にも間接的に改善をもた
らすことができる。
本セミナーでは、2017年5月4日-7日にADBの年次総会が10年ぶりに日本(横浜)
で開催される機会に、国際金融機関ADBの役割と課題についての理解を深めるた
め、具体的な事例を元に、アジア地域の開発や環境・社会保全の課題、ADBをは
じめとする国際機関や日本政府の役割について考える。
http://www.mekongwatch.org/events/lecture01/20170502seminar.html
●日時:2017年5月2日(火)18:00〜20:40(開場17:45)
●場所:法政大学市ヶ谷キャンパス内ボアソナードタワー26階A会議室
●地図:http://www.hosei.ac.jp/access/ichigaya.html
●アクセス:JR総武線市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分
●定員:50名
●資料代:無料
●プログラム(予定)[逐次通訳付]
「国際金融機関アジア開発銀行が抱える課題」
– Rayyan Hassan/NGO Forum on ADB
「“貧困削減のためのダム”ラオス・ナムトゥン2がもたらした環境・社会影響」
– Bruce Shoemaker/メコン流域研究者
「カンボジア・GMS鉄道改修事業」
– Eang Vuthy/Equitable Cambodia(交渉中)
「ミャンマーの土地問題と国際金融機関の貧困削減支援」
– Glenn Hunt/Land Core Group(交渉中)
質疑応答
まとめ:松本悟/法政大学(交渉中)
●申込み:以下からお申込みください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/ce34488c504483
●主催:特定非営利活動法人メコン・ウォッチ、法政大学国際文化学部(交渉中)
●助成:大竹財団
●お問合せ先:特定非営利活動法人メコン・ウォッチ
Tel: 03-3832-5034 Fax: 03-3832-5039
Email: info@mekongwatch.org