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　グローバルな視点が求められる現在、日々目まぐるしく変化する社会を読み解くのは容易ではありません。本講座ではTPP、貧困、食料、戦争などの現場で、問題解決に取り組む講師が、それぞれの課題をわかりやすく話します。現場で問題の解決に取り組む人々の言葉から、普段、見えている社会
とは別の姿が見えてくるかもしれません。午後7時から地下鉄西梅田駅直結、JR大阪駅徒歩四分の龍谷大学梅田キャンパスで、新たな視点を身につけてみませんか。

・第１回の主要テーマは「ＴＰＰ」
　連日の報道で、今、最も注目を集めているがTPP（環太平洋経済連携協定）。TPPとはそもそも何か、TPP によって何が変わろうとしているのか。基礎知識を押さえ、最新情報や専門的な内容をかみくだいて、お話しいただきます。

・講師:特定非営利活動法人ＡＭネット理事　神田浩史さん
プロフィール：大学卒業後、開発コンサルタント企業でＯＤＡの農業開事業に従事。退職後、主に東南アジア各地の地域づくりの現場を調査研究し、日本政府の国際協力・ＯＤＡ政策策定にかわる。現在は、全国各地で地域づくり、環境、ＮＰＯ・ＮＧＯなどの講演を行うかたわら、複数のＮＰＯの役
員として活躍。

・第2回の主要テーマは、連携が生み出す価値
　フェアトレードを通じたNGOと企業と大学の連携がテーマです。
　フェア・プラス、京都造形芸術大学、新関西国際空港株式会社、NGOと大学と企業が連携して、フィリピンの天然素材アバカから採取した繊維を使ったフェアトレード商品の開発・
販売した事例を紹介します。連携が生み出す、新たな動きについて考えます。

■講師：
河西実さん　特定非営利活動法人フェア・プラス常務理事
東京大学卒業後、住友商事(株)に勤務。ニューヨーク駐在7年、40か国への出張を経験。在職中、グローバル経済による、発展途上国の深刻化する貧困問題を目の当たりにする。
同社退職後、大阪ボランティア協会職員、京都のベンチャー企業社長を歴任。傍ら、特定非営利活動法人アクセスの理事としてフィリピンへの支援活動に取り組む。2010年心筋梗塞により社長退任を機に、特定非営利活動法人フェア・プラスの立ち上げに取り組む。

中山博喜さん　写真家／京都造形芸術大学専任講師
京都造形芸術大学を卒業後、NGO 団体・ペシャワール会の現地ワーカーとしてパキスタン、アフガニスタンで活動。5年間におよぶ現地活動の中で、かの地での日常を写真におさめる。帰国後、京都造形芸術大学写真暗室技官を経て、現在は同大学専任講師。個展、グループ展を多数開催。

■第１回(10月23日)：世界とつながる私たちの暮らし
～TPPとグローバリゼーションの行方
講師：神田　浩史
　　　特定非営利活動法人AMネット理事

■第2回(10月30日)：
ＮＧＯ×企業×大学
　～フェアトレードを通して、セクターと分野の壁を超えた
　　 連携が生み出す力
講師：河西　実
　　　特定非営利活動法人フェア・プラス　常務理事
　　　連携先企業・大学ご担当者（予定）

■第3回(11月6日) ：
世界を覆う食糧問題
　～世界規模の農業・食料流通の再編が何をもたらしたか！？
講師：佐久間　智子
　　　特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター　
　　　代表理事

■第4回(11月13日)：
戦争の現場から。今、伝えたいこと
　～アフガニスタン、シリア、リビアの子どもたち
講師：西谷　文和
　　　フリージャーナリスト

■第5回(11月20日)：
自立につながるソーシャルファイナンス
　～国、地域、社会的背景によって異なる様々なかたち
講師：小吹　岳志
　　　オイコクレジット・ジャパン　事務局長

◇受講料 1,500円（一般）、500円（学生＊）
　　講座当日にお支払ください。
＊受付で学生証を提示。専修学校・各種学校を含む
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