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NGOより 2020/09/08ツイート
9/14・10/19 オンライン公開セミナー「フィールドワーカーが伝える『人びとの物語』」
「フィールドワーカーが伝える『人びとの物語』」
私たちは訪れた先々で、土地の伝説・神話・昔話・逸話といった「人びとの物語」を耳にしてきました。思わず誰かに語り聞かせたくなるような興味深い物語もあれば、登場する地名の由来、長い間に培われた風習、滑稽な振舞いや深い知恵などを通して、地域社会・民族の価値観や世界観を気づかせてくれる物語もあります。
本オンライン・セミナーでは、ラオス・タイ・インドネシア・パラオといった国ぐにでフィールドワークを重ねてきたフィールドワーカーが毎回1, 2 名、自ら集めた物語を紹介したうえで、現地での経験や調査の成果をもとに、その物語の持つ意味や意義を読み解きます。
参加したみなさんに地域に根差した文化・伝統の重要性、その地域で起きたあまり知られていない出来事、フィールドワークの楽しさを伝えることができれば幸いです。
<日程>
第1回 「ラオス・クム民族と精霊信仰」
2020年9月14日(月)19時00分~20時30分(交流会~21時00分)
発表:東智美(星槎大学准教授/メコン・ウォッチ副代表理事)
ラオスの山岳部に暮らすクム民族は、従来、焼畑農業や川や森での狩猟採集で生計を立ててきた。そこでは、人びとの健康や繁栄、収穫の恵みをつかさどる精霊と共にあり、精霊を畏れ敬う暮らしが営まれている。文字を持たないクムの祈りや伝説・民話は、口承によって伝えられてきた。しかし、近年の急激な開発のなかで、「物語」が語られる場は減りつつある。今回のセミナーでは、クムの暮らしや精霊信仰について、民話や儀礼の映像を交えて紹介し、地域の暮らしを理解するために「物語」が持つ可能性と意義について考えたい。
第2回 「ラオス・戦争と精霊の死」
10月19日(月)19時00分~20時30分(交流会~21時00分)
発表:木口由香(メコン・ウォッチ事務局長)
次回以降は、内容・発表者を随時告知します。
<参加方法>
・参加費:無料
・事前登録制:登録者にZOOM接続情報をメールでおしらせします。
こちらのフォームに入力ください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/62a5e166677430
(ZOOMに不慣れな方を対象にセミナー開始10分前から説明会を開催します)
・主催/連絡先:(特活)メコン・ウォッチ
info@mekongwatch.org(担当:木口)
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