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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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その他 2018/06/12

6/22 「日本国憲法」が掲げる国際平和主義とは


京都の賢人と八王子で考えよう・語りあおう!        
 
「日本国憲法」が掲げる国際平和主義とは
〜日本と朝鮮半島をめぐる歴史認識を中心に。未来に向かって歴史を語ろう〜
 
この春は、目の前で激動する隣国の歴史をまざまざと感じながら、わが国の政治の振る舞いに歯噛みする日々を過ごした人も少なくないでしょう。
今ほど、自分たちの歴史的な立ち位置を再認識し、「憲法」に込められた主権在民の意味や、国際平和への意思について、現実味をもって、あるいはグローバルな視野でとらえ返す必要に迫られているときはないかもしれません。1人ひとりの民のチカラは小さいけれど、ともに悩み、自分たちの未来を描いて行動することはできます。
その1つの問題提起をしてくださるのが、ずっと「民」の視点で研究・実践されてきた中村尚司さんです。
この京都の賢人を八王子にお迎えする機会を得られました!
 
万障お繰り合わせのうえ、どうぞご参加ください。
 
日時:6月22日(金)18時半開場 18時45分〜20時45分
 
会場:アミダステーション(八王子市東町3−4、JR八王子8分、京王八王子5分)
 
講師:中村 尚司さん(龍谷大学研究フェロー、NPO法人PARCIC代表理事、JIPPO専務理事)
 
ナビゲーター:松本 智量さん(アミダステーションオーナー、NPO法人アーユス副理事長)
 
参加費:500円
※終了後、その場で懇親会をおこないます(自由参加、別途実費)。持ち込みも歓迎です!
およその人数把握のため、ご参加の方はご一報いただければ幸いです。
 
主催:八王子市民のがっこう「まなび・つなぐ広場」、協力:別所9条の会
メール:manabi.tsunagu@gmail.com
FAX:020−4624−2381  電話:080−5081−9433(花崎)
 
◎中村尚司(なかむらひさし)さんプロフィール
経済学者。龍谷大学名誉教授。アジア経済研究所勤務を経て、龍谷大学経済学部教授、京都大学東南アジア研究センター客員教授。地域経済論、エントロピー論、さらに南アジアをフィールドとした研究から、「民際学」を提唱。
現在、龍谷大学(人間・科学・宗教総合研究センター)研究フェロー。また、国内外で幅広い社会活動にも取り組んできた実績があり、近年は、「平和構築、貧困問題、環境問題、災害救援・復興」を4つの柱として取り組むNPO法人JIPPO常務理事、フェアトレード(民衆交易)を行なうPARCIC理事など、さまざまなNPO・市民の活動に関わりつづけている。憲法・平和についてももちろん一家言あり。
 
*主な著書:『人びとのアジア』(岩波新書1994)、『地域自立の経済学』(日本評論社1993)、『豊かなアジア、貧しい日本』(学陽書房1989)、『地域と共同体』(春秋社1980/87増補)ほか
 
★講師からのメッセージ★
日本国憲法第9条は、「武力行使」だけでなく「武力による威嚇」も、国際紛争の解決手段として永久に放棄すると定めています。イージス艦などを使って朝鮮民主主義人民共和国に「最大限の圧力を加える」ことは、まぎれもない憲法違反。1993年11月23日、米国議会とクリントン大統領は、「公法103-150」を制定して、100年前に「武力による威嚇」によって、ハワイ王国を転覆し米国領に併合した行為を、旧ハワイ王国民に公式に謝罪しました。日本国も100年以上前に、「武力による威嚇」によって、朝鮮王国を転覆し日本領に併合しました。それゆえ日本国憲法が掲げる「国際平和主義」は、100年以上も前に述べられた安重根の「東洋平和論」を継承し、旧朝鮮王国民への謝罪から出発すべきです。参加者の皆さんと、この歴史認識について意見を交換したいと望みます。(中村ひさし拝)