文字サイズ

特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

会員になるには

ニュース

NGOより 2023/10/03

10/15 公開フォーラム「いま、水の安全をどう守るか」


高木基金「市民科学」公開フォーラム

「いま、水の安全をどう守るか」

高木基金は、ネオニコチノイド農薬およびPFAS汚染に関する最近の
助成研究の報告を中心に、以下の通り公開フォーラムを開催します。
オンラインでの参加も可能です。ぜひご参加ください。

■日 時    2023年10月15日(日)10:00~16:30
■場 所    全水道会館大会議室+Zoom
■参加費    無料(カンパ歓迎)
■申込み    会場参加・オンライン参加とも、こちらのフォーム
      からお申込みください。
      https://forms.gle/4YAon7BZXtgSzRsw7
■主催     高木仁三郎市民科学基金
■後援   アジア太平洋資料センター(PARC)
       一般財団法人全水道会館  水情報センター
      きれいな水といのちを守る全国連絡会

 公開フォーラムのウェブサイト
 → http://www.takagifund.org/activity/2023/20231015forum.html
 イベント情報をPDFでダウンロード
 → http://www.takagifund.org/activity/2023/20231015_TFForum.pdf

■プログラム

第1部:映像から学ぶ      ――――――― 10:00~12:00

 ・「静かな汚染、ネオニコチノイド
   ―浸透性農薬は〈いのち〉に何をもたらすのか?」 *1
    アジア太平洋資料センター制作/2022年/40分 

 ・「命ぬ水~映し出された沖縄の50年~」*2
    琉球朝日放送制作/2022 年/70分、
    2023年度(第66回)JCJ(日本ジャーナリスト会議)賞 受賞

 ※ 第1部はオンライン配信は行いません。上記の映像作品は、
   それぞれYouTubeで公開されていますので、オンライン参加
   の方は、こちらを参考にご覧ください。
 *1 https://youtu.be/pYW5ukb3X2w?si=d3q2p-IzeYvtuudb (約17分の短縮版)
 *2 https://youtu.be/R2xzKpYCElI?si=FC8LsC8qZpKlDAvx

第2部:実践的な取り組みから考える ――― 13:00~14;30

 ・「東京の水を守る取り組みを振り返る」
    寺田 良一(明治大学名誉教授、高木基金理事)

 ・「水道水のネオニコチノイド濃度の全国調査」
    山室 真澄(東京大学新領域創成科学研究科教授)
    ★ 2022年度 高木基金助成研究

 ・「市民によるPFAS調査のための化学分析基盤の構築」
    原田 浩二(京都大学医学研究科准教授)
    ★ 2023年度 高木基金助成研究

第3部:ディスカッション  ―――――――― 14:45~16;30

 パネリスト:山室 真澄 / 原田 浩二/ 中下 裕子*3 /藤原 寿和*4
 司   会:菅波 完(高木仁三郎市民科学基金  事務局長)

 *3 弁護士、ダイオキシン環境ホルモン国民会議 代表理事、高木基金監事
 *4 化学物質問題市民研究会 代表、高木基金顧問

■このフォーラムのねらい

 高木仁三郎市民科学基金(高木基金)は、高木仁三郎(1938-2000)
の遺志に基づいて2001年に設立され、仁三郎が目指した「市民科学」
の考え方に基づいて、現代の科学技術や社会政策の負の側面に焦点を
あてた調査研究活動への助成を行ってきました。設立からの23年間の
助成実績は、国内およびアジアの個人・グループに対して合計459件、
助成総額は2億4308万円となりました。これまでの助成事業の原資は、
すべて高木基金の趣旨に賛同し、支援してくださる一般の市民からの
会費や寄付で賄われてきました。

 このフォーラムでは、高木基金の最近の助成研究から「水の安全」
に関わる先駆的かつ実践的な取り組みとして、ネオニコチノイド農薬
とPFAS(有機フッ素化合物)に関わる研究を取り上げ、深刻化する水
の汚染の問題を私たちがどのように考え、対処していくべきかを考え
たいと思います。

 午前の第1部では、ネオニコチノイド農薬とPFASの問題をテーマと
した2本の映像作品を上映します。午後の第2部では、「水の安全」
を守るための具体的な取り組みの事例を紹介します。この中で、高木
基金の助成先である山室真澄さんと原田浩二さんに発表していただき
ます。第3部は、パネリストとして中下裕子さん、藤原寿和さんにも
加わっていただき、会場・オンラインで参加のみなさんからの質問に
応え、これから必要な取り組みなどについて、さらに議論を深めたい
と考えています。

 限られた時間ですが、有意義な議論と交流の場にしたいと考えてい
ます。関心をお持ちの多くの方の積極的なご参加を期待しています。