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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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NGOより 2023/07/14

7/19 トークイベント「子どもの権利とニッポンの理想と現実~子どもの権利があたり前になるために必要なことは?~」


1994年に子どもの権利条約を世界で158番目に批准し、2023年4月の「こども基本法」の施行によってようやく子どもの権利を保障しうる国内法が制定された日本。
少子化は深刻な問題だ、と盛んに報道される一方で、なぜ子どもの虐待件数が増え、自己肯定感が低い子どもたちが多い状況が続いてしまうのでしょうか?

「きみの人生はきみのもの 子どもが知っておきたい『権利』の話」(2023年NHK出版、著:谷口 真由美、荻上 チキ)では、「権利を持っている」というのは、大きく分けて次の2つのことができること、と説明しています。

1) 自分で何かを自由に行っていいこと
2) 他人に何かをしてもらうよう要求できること

わたしたち一人ひとりは、かけがえのない大切な存在。
そして国は、その一人ひとりの幸せを実現するための義務を負っています。
「人権」をどんな風にとらえて、それが保障されるためには、どのような変化が必要なのか。
個人の意識のレベルから、政治のレベルまで、いまある現実とのギャップを確認し、そのギャップを埋めるために出来ることは何か。

「きみの人生はきみのもの 子どもが知っておきたい『権利』の話」の著書でもあり法学者の谷口真由美さんをゲストにお迎えし、ACE代表の岩附由香とざっくばらんなトークを行います。

参加者のみなさんからの質問にも時間の許す限りお答えします。
子どもの権利に関心のある方はどなたでもお気軽にご参加ください。

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【プログラム(予定)】
[1]谷口真由美によるミニ講演「子どもはひとりの人間です」

[2]岩附由香によるミニ講演「子どもの権利条約、こども基本法と児童労働」

[3]対談
①子どもたちから寄せられた「モヤモヤ」を通して見える、今の現実:
ACEが事務局を務める「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」で実施したSNSキャンペーン「こどモヤ」で子どもたちから寄せられた「モヤモヤすること」を取り上げながら、書籍「きみの人生はきみのもの」について。

②私たち、「2)他人に何かをしてもらうよう要求できること」の側面が弱いかも?: 
本来国がもっと保障して良いことを家庭や親が多く負担している現状や、国に保障を求めること自体に抵抗を感じてしまうメンタリティについて。

③政治、政策と権利:
「Personal is political」。そして今、子どもに関する政策がこれだけ話題になる中で大事なことは何か?について。

[4]質疑応答

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【ゲスト】
谷口真由美(文化人、法学者、佐賀女子短期大学客員教授)
世の中のしんどい人を見過ごせない大阪のおばちゃん。「エロ」から「テロ」まで、ツッコミを入れながら、幅広い社会問題に対して問題提起し続けている。Facebookでの党員6,000人を超えた「全日本おばちゃん党」、「メディアにおけるセクハラを考える会」など、オッサン社会に一石を投じる数々の活動の代表を務める。また、企業のハラスメント対策コンサルタントとして中堅社員の育成にも関わる。2019年には(公財)日本ラグビーフットボール協会理事に就任、2021年退任。大学教員として、「大阪大学共通教育賞」(大阪大学)、「Good Teachers賞」(大阪国際大学)を受賞した。
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【開催概要】
日 時:2023年7月19日(水)20:00~21:15(開場19:50)
開催形式:オンライン(Zoom)
参加費:無料
主 催:認定NPO法人ACE(エース)
申込み:以下お申込みフォームよりご登録ください。
moushikomi
※申込期限:2023年7月19日(水)20:00
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