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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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NGOより 2023/05/17

5/24 院内勉強会(オンライン参加あり)「インドネシア住民・NGO来日報告: アジアの「公正なエネルギー移行」はどうあるべきか? ―日本支援のインドネシア石炭火力の現場はいま―」


喫緊の課題である気候危機に対処するため、アジアでも、パリ協定の1.5℃目標
達成に向けた脱炭素化やエネルギー移行に対する支援が急務とされています。
一方、日本はグリーントランスフォーメーション(GX)戦略の下、アジア・
ゼロエミッション共同体(AZEC)構想を掲げていますが、既設の火力発電所
でのアンモニア・水素の混焼や二酸化炭素回収・貯留(CCS)など、化石燃料
の利用を延命させる技術を推進しようとしており、すでに批判の声があげられ
ています。

本勉強会では、アジア、特にインドネシアにおける日本の脱炭素化支援の動きと
問題点を概観する他、インドネシアのチレボン石炭火力発電事業について、
JBICへ異議申立書を提出してきた住民をお招きし、現地での反対運動や生活への
影響の実態などを報告してもらいます。
また、住民を支援してきた現地NGOから同事業における贈収賄事件の最新情報や、
エネルギー移行が進められる過程での課題を解説してもらい、脱炭素化と「公正な」
エネルギー移行に向けて、日本の官民がどのように対応すべきか考えます。

●日 時:
2023年5月24日(水) 13:30~15:30

●場 所:
参議院議員会館・102会議室
【最寄駅:永田町/国会議事堂前】

※一般の方の会場参加は先着20名
※オンライン参加もあり(オンライン会議ツール「zoom」を使用)

●プログラム:
1.開催趣旨
2.アジアでの日本による脱炭素化支援の問題点(インドネシアを中心に)
3.インドネシア・チレボン石炭火力事業の現場からの報告(逐次訳あり)
 1)1号機から2号機に至るまでの住民の反対運動と取組み
 2)1号機及び2号機によって住民が受けてきた生活被害
 3)1号機のエネルギー移行プロセスに見られる問題点
 4)2号機の贈収賄事件と事業の必要性への疑問
4.質疑応答

●共 催:
国際環境NGO FoE Japan
環境・持続社会」研究センター(JACSES)
気候ネットワーク
メコン・ウォッチ

●協 力:
アジア太平洋資料センター(PARC)
Fair Finance Guide Japan

●参加費:無料

●申込み(オンライン・会場):
https://foejapan.org/issue/20230508/12670/