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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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NGOより 2022/03/02

3/11 3.11に考える持続可能性への新しい道 =コロナ危機と震災復興= WHOパンデミック宣言から2年、福島第1原発事故から11年


 今から11年前の3月11日に生じた東日本大震災は、現在までに1万5千人以上の命を奪ったうえ、福島第1原発の事故により、多くの人々が未だに避難を余儀なくされています。それから9年後の2020年3月11日、世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について「パンデミック」(地球規模感染症)を宣言。COVID-19は全世界を席巻し、これまで4億人以上が感染し、600万人近い命が奪われています。
 福島県では、原発災害によって破壊された生活と農林漁業の再生への人々の取り組みが始まっています。一方、新型コロナについては、世界の巨大なワクチン・医療格差があらわになりました。多くの国々が、新型コロナ関連の知的財産権の一部を一時的に免除し、技術移転を促進して、医薬品格差を是正し、世界全体でコロナを抑え込んでいこうと提案しています。
 人獣共通感染症である新型コロナは、「生物多様性の喪失」という「地球の限界」がもたらした病です。3月11日という日を、震災とコロナという二つの大きな危機を見つめなおし、「つづかない世界」から「つづく世界」へのパラダイム転換をどう実現するかを考え直す機会にできれば幸いです。
 ウェビナーでは、新型コロナと公平なアクセスに関する最新情報も共有します。皆様のご参加をお待ちしております。

◎日時:3月11日(金)午後3時~4時30分(15分程度延長あり)
◎形式:ズームによるオンライン会議
◎参加方法:以下の登録フォームからお申込ください。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_iSDJ_vY_RUW9VO1owFVmSw
◎参加費:無料

<プログラム>
◎第1部:パンデミック宣言2周年 公正なアクセスの最新情報(15:00-15:33)
●アジア太平洋資料センター(PARC)共同代表 内田聖子氏
●アフリカ日本協議会 国際保健ディレクター 稲場雅紀氏

◎第2部:3月11日=2011年、2020年そしていま(15:33-16:30)
●シェア国際保健協力市民の会 共同代表 本田徹氏
●ふくしま再生の会 田尾陽一氏 

◎質疑応答・討議

※コロナと公平な医療アクセスに関する最新情報も共有します。
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【登壇者プロフィール】
田尾陽一(たお・よういち)
1941年神奈川県生まれ。特定非営利法人「ふくしま再生の会」理事長。元物理研究者。東京大学理学部大学院物理専攻修士課程卒業(高エネルギー加速器物理学)。IT企業の経営や社会システムデザインの研究など、多岐にわたる活動の後、福島県飯館村に移住。著書に『ソーシャルキャピタルで解く社会的孤立』(共著、ミネルヴァ書房)、『飯館村からの挑戦 自然との共生をめざして』(ちくま新書)など。

◎主催・問合せ:新型コロナに関する公正な医療アクセスをすべての人に!連絡会
 事務局:(特活)アフリカ日本協議会 国際保健部門
 メール:ajf.globalhealth@gmail.com、電話:03-3834-6902
 ※オミクロン株拡大に伴い、リモートワークを行っていることがあります。
なるべくメールにてご連絡ください。
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