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ayusより 2021/10/14ツイート
10/26「生命を守る」はずのダムによって失われた命 ~愛媛県肱川 ダム緊急放流裁判が問いかけるもの~
愛媛県南部の西予市宇和町を源とする肱川(ひじかわ)は、山間域を出たあと中流に広がる大洲(おおず)盆地を経て、瀬戸内海に流れる長さ100キロほどの一級河川です。この川は藩政時代から水害に悩まされ、さまざまな治水対策がとられてきましたが、これという解決策がなく、昭和になって2つのダム(野村/鹿野川)が建設されました。 2018年7月の西日本豪雨の際、2つの連続ダムは相次いで緊急放流を行い、急激に増水した下流の西予市野村町と大洲市では、かつてない甚大な氾濫が発生。9名の犠牲者が出るに至りました。現在肱川では、国とふたつの市を相手に、遺族等による裁判が行われています。 「命を守るため」のはずのダムが、命を奪うことになったのはなぜか。 肱川のダム問題、豪雨と氾濫、裁判で伝えようとしていることについて、裁判の原告である遺族や関係者からお話を伺います。
■日時:2021年10月26日(火)19:00-20:30
■話し手:
○入江 須美(いりえ すみ)さん
1967年、愛媛県西予市野村町生まれ。夫を2018年の野村ダム緊急放流で失う。介護の仕事をしながら、夫が経営していた小さな印刷屋を引き継いでいる。2018年の野村ダムの緊急放流による水害後、全国の専門家の方々から、このダムの放流には問題があると言われ、誰かが訴えないとこのまま終わってしまうと思い、野村ダム、鹿野川ダムの緊急放流による被災者や遺族32名とともに、国と市を提訴し、野村連絡会の代表を務める。
○宮本 幹江(みやもと みきえ)さん
1962年、愛媛県大洲市に生まれる。高校卒業後に上京、30年ほど編集とライターの仕事を続けつつ、小金井市で地域活性化のNPO活動に携わるも、東京の一極集中に疑問をもち、2010年にUターン。地元の古民家で過疎地域を元気にする活動を始めていた矢先の2018年7月、古民家が西日本豪雨による肱川のダム放流で浸水し、改修工事を経て2020年夏に古民家カフェを開業した。建物を所有・運営するNPO法人の理事長として活動するほか、肱川水害訴訟の支援を行っている。
■会場:オンライン会議システムのzoomを使います。
■参加費:無料
■申込方法:以下からお申込みください。当日までにメールにてzoom会議参加用のリンクをお送りします。 https://ssl.form-mailer.jp/fms/776b0787722139
■主催:「気候危機と水害:ダムで暮らしは守れるか?」連続セミナー実行委員会 http://kawabegawa.jp/savekawabe/
https://www.facebook.com/savekawabe/
■協力:アーユス仏教国際協力ネットワーク、国際環境NGO FoE Japan、メコン・ウォッチ
■お問合せ:「気候危機と水害:ダムで暮らしは守れるか?」連続セミナー実行委員会 TEL: 03-6909-5983(FoE Japan事務所内) Email: hatae@foejapan.org