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NGOより 2021/01/22ツイート
2/12 公開ウェブセミナー「大地に根差したピープルの歩み ―農民、先住民族からの問いかけ」
<ピープルズプラン2020 公開ウェブセミナー> 第2回
大地に根差したピープルの歩み
―農民、先住民族からの問いかけ
http://www.sapporoyu.org/modules/sy_myevent/index.php?id_event=482
2021年2月12日(金)18:30~21:00
zoomウェブセミナー
<定員100名・参加無料>
1989年に開催されたピープルズプラン21世紀国際民衆行事では、農民、先住民族、女性など多様なピープル(人びと)が世界から集まり、それぞれの未来像を描きました。こうしたつくりは、その後のタイ(1992)や南アジア(1996)での集まりにも継承され、会議で採択された「水俣宣言」や「サガルマタ宣言」にも周辺化されてきた人びとの目線に立った未来へのビジョンが描き出されています。
今回のウェブセミナーでは、農民、そして先住民族の立場から、この30年間のそれぞれを取り巻く状況の変化や未来へのビジョンについてお話しいただき、これからの社会のあり方について語り合いたいと思います。
■スピーカー
・菅野芳秀(かんのよしひで)さん
1949年、山形県は長井市の山里で生まれる。191cm、100kgほどある大男。近所では思いのほか気立ては優しいとの評判だ。農業だけで暮らす専業農家。息子と二人で、水田4・3hと健康な玉子を得るため放し飼いのニワトリ1,000羽を飼っている。心掛けているのは自然と共生する地域循環農業。30代後半から長井市で行われている「レインボープラン」という、農を基礎とする循環型社会づくりに取り組み、現在も長井市の看板事業として運営されている。また、その延長線上で、山形県の1/4の地域=置賜地方(三市五町)を舞台に「食と農とエネルギーと学び」の「地域自給圏」を形成して行こうと活動中。「TPPに反対する人々の運動」共同代表、「アジア農民交流センター」共同代表、「置賜自給圏推進機構」共同代表。著書に『玉子と土といのちと』(創森社、2010)、『生ゴミはよみがえる』(講談社、2002)など。
・松平尚也(まつだいらなおや)さん
NPO法人AMネット代表理事。農・食・地域の未来を視点に情報発信する農家ジャーナリスト。京都市・京北地域の有機農家。京都大学農学研究科に在籍し世界の持続可能な農や食について研究もする。NPO法人AMネットではグローバルな農業問題や市民社会論について分析している。農場「耕し歌ふぁーむ」では地域の風土に育まれてきた伝統野菜の宅配を行いレシピと一緒に食べ手に伝えている。著書に『畑とつながる暮らしかた』(共著、いまここ企画、2012)、『どうなっているの?日本と世界の水事情―グローバリゼーション×水×市民・NGO』(共著、アットワークス、2007)。
・宇梶静江(うかじしずえ)さん
1933年、北海道浦河郡生まれ。1953年に上京、さまざまな社会運動に関わりながら詩作を続ける。1972年、同胞への呼びかけを新聞に投稿、大きな反響を得る。2004年、アイヌ工芸作品コンテストで古布絵がアイヌ文化奨励賞を受賞。各国先住民族との文化交流、国外での講演活動多数。著書に、『大地よ!―アイヌの母神、宇梶静江自伝』(藤原書店、2020)、『すべてを明日の糧として―今こそ、アイヌの知恵と勇気を』(清流出版、2011)、詩集『ヤイコイタク
ひとりごと』(宇梶静江詩集刊行会、2011)など。
・上村英明(うえむらひであき)さん
1956年熊本市生まれ。現在、恵泉女学園大学教授、市民外交センター代表。著書に『新・先住民族の「近代史」―植民地主義と新自由主義の起源を問う』(法律文化社、2015)、『市民の外交―先住民族と歩んだ30年』(編著、法政大学出版局、2013)、『知っていますか?アイヌ民族一問一答
新版』(解放出版社、2007)など。
<申込方法>
タイトルを「ピープルズプラン公開ウェブセミナー参加希望」とし、お名前・ご住所を明記のうえ、以下のアドレスまでお申込ください。
moshikomi@sapporoyu.org
【共 催】
アジア太平洋資料センター(PARC) あどぼの学校運営委員会 さっぽろ自由学校「遊」 PP21ふくおか自由学校 ピープルズプラン研究所
問合せ先:さっぽろ自由学校「遊」事務局(小泉) TEL.011-252-6752