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NGOより 2019/06/13

6/24 報告会「デンカ株式会社:黒人殺すな!」 ―日本企業による<環境レイシズム>の実態


米国ルイジアナ州ラプラス市及び隣接するリザーブ町では、デンカ株式会社所有工場の排出するクロロプレンが原因とみられる発がん事例が相次いでいます。
米国環境保護庁(EPA)はクロロプレンを「ヒトに対する発がん性を有する恐れが高い」有害物質と規定しており、「許容可能な上限値」として一立方メートル当たり0.2μgという数字を示しています。しかし、デンカ工場周辺は今日もその何十倍もの量のクロロプレンを排出しているのです。そして住民らがその大気汚染によって直面する発がんリスクは全米平均の50倍以上になるとされています。
そんな中、現地住民を支援する米国NGOであるUNHRは独自に周辺住民500世帯以上におけるがんの症例数を調査しました。その結果、工場周辺では統計的にみてほとんど自然には起こりえない割合でがんが多発していることが検証されました。この現象は工場から離れることで一部緩和されることも確認されており、デンカ工場に要因があることを示す根拠たりうると同調査は分析しています。
リザーブ町の住民はほとんどが黒人です。
「黒人街だから、大気が汚染されてもいいというのか?」
「黒人だから、がんで死んでもいいというのか?」
「環境レイシズム」の象徴ともいえる事態について、住民らがその体験と思いをご報告します。

■日時:
2019年6月24日(月) 19:00~21:00(開場18:45)

■報告者:
・Robert Taylor
デンカ工場周辺住民。Concerned Citizens of St. John Parish創設メンバーの一人。

・Lydia Gerard
デンカ工場周辺住民。Concerned Citizens of St. John Parishメンバー。夫(Walter
Gerard)を2018年6月に腎臓がんで亡くしている。クロロプレン被ばくと腎臓がんには関連性が医学的に認められている。

・Ruhan Nagra(予定)
住民支援組織University Network for Human Rights事務局長。

■会場:アジア太平洋資料センター PARC自由学校 2F教室
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11
都営新宿線「小川町」 丸ノ内線「淡路町」 千代田線「新御茶ノ水」駅A5出口より徒歩1分
JR「御茶ノ水」駅聖橋口改札より徒歩6分
 http://www.parc-jp.org/guidance/guidance_04.html

■参加費:
500円(PARC会員/2019年度自由学校受講生は無料)

■逐次通訳あり

■お申し込み:
申し込みフォームからお申し込みいただくか、
下記連絡先まで申し込まれる方のお名前と当日連絡が取れる連絡先
(メールアドレス・電話番号など)をお知らせください。

申し込みフォーム:http://www.parc-jp.org/guidance/form06.html

■お問い合わせ:アジア太平洋資料センター(PARC)/担当:田中
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11
TEL:03-5209-3455/FAX:03-5209-3453
E-mail:office@parc-jp.org

協力:国際環境NGO FoE Japan