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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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NGOより 2018/03/13

3/24 「シリア人の声をつなぐ」―危機発生から七年、私達に求められる役割―


2011年に発生したシリア危機は、元々民主化を求める市民の運動でした。それが体制打倒を目指す軍事闘争と化し、さらにテロとの戦いの要素が加わり、いつの間にか諸外国がそれぞれの国益を巡って相争う場になりました。
戦闘は8年目に突入しようとしており、この間多くのクラスター爆弾も使用され、相当な数の地雷が埋められています。戦争の残酷さに直面するシリア人たちの声に我々国際社会はどれだけ耳を傾けているでしょうか。
シリアの友人は言います「私達は人形のよう。ただ従うだけ。今の世界に正義はない」と。シリア和平ネットワークのメンバーにはシリア人の友人が大勢います。その声を届けることで世論に働きかけ、非暴力でシリアに平和を創りたいと願っています。

昨年に続き第二回となる本シンポジウムでは現在のシリア情勢について東京外国語大の青山教授に説明いただき、兵糧攻めとも呼ぶべき包囲作戦による飢餓等に苦しむ東グータの人々の生の声を、紛争前から家族のような交流を続けてきた明治学院大学の卒業生に伝えてもらう予定です。最後にシリア人としての今の想いをシリア危機研究者のアルタウィル・ラウィア氏から伺います。
益々先が見えなくなったシリアについて地球に生きる一市民としてなにをすべきか。一緒に考えるきっかけにするために、シリアの友人の声に耳を傾けてみませんか。

【日時】2018年3月24日 (土) 14:00~16:00 (13:30開場)
【会場】明治学院大学 白金校舎 2号館 地下1F 2101教室

【プログラム(予定)】
    14:05 「2018年のシリア情勢」/青山弘之氏(東京外国語大学教授)
    14:35 「東グータのシリア人家族の訴え」/葉狩真悠子氏、中野愛氏(明治学院大学卒業生)
15:00 「7年を振り返って、シリア人の想い」/アルタウィル・ラウィア氏(シリア危機研究者、ユニセフ中東・北アフリカ地域事務所緊急事態担当官、千葉大学博士課程在籍)
    16:00 閉会
    ※使用言語:日本語・英語(逐次通訳付き)

【主催】シリア和平ネットワーク、明治学院大学国際平和研究所
【お申し込み】https://www.ngo-jvc.net/jp/form/event/20180324-syria.html
【お問い合わせ】日本国際ボランティアセンター(JVC)  担当:並木 TEL:03-3834-2388 MAIL:namiki@ngo-jvc.net

(詳細はこちら:https://www.ngo-jvc.net/jp/event/event2018/03/20180324-syria.html