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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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NGOより 2017/03/08

3/20 上映会『遺伝子組み換えルーレット』&『fire in the blood』2本立て 〜これからどうなる!?拡がる自由貿易と私たちのくらし〜


3月20日(月祝)に上映会を開催します。

1本は、遺伝子組み換え商品による健康被害を扱った『遺伝子組み換えルーレッ
ト』。そしてもう1本は、HIV/AIDSの治療薬をめぐる大企業による特許権の独占
と特許の開放を訴える国際的な市民運動を描いた『fire in the blood』です。

JVCタイボランティアチームが上映会の企画・開催に協力しているほか、『遺伝
子組み換えルーレット』ではJVCタイ事業担当の下田が、『fire in the blood』
ではJVC南アフリカ事業担当の渡辺がアフタートークでお話しします。

皆様のご参加をお待ちしております!

■日時:2017年3月20日(月祝)
■上映回:(各回、開始30分前より開場)
1回目16時〜18時『遺伝子組み換えルーレット』
2回目19時〜21時『fire in the blood』
■会場:経王寺(新宿区原町1-14)
■アクセス:http://www.kyoouji.gr.jp/about/access.html
■参加費:500円
■申込み:以下のフォームからお申込みください。
https://ws.formzu.net/fgen/S97789329/
■イベントページ:http://p-nong.net/?p=708
■主催:P-nong Learning Center
■協力:経王寺、JVCタイボランティアチーム
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■作品概要:
『遺伝子組み換えルーレット』
http://geneticroulette.net/
米国で起こっている遺伝子組み換え食品による健康被害—。この作品では医学・
医療関係者、政府の食品安全審査に関わる研究者、自閉症やアレルギーに苦しむ
子どもの親たち、家畜の健康障害を扱った獣医など、多数の証言と科学的根拠
(エビデンス)からその実態を浮かび上がらせます。遺伝子組み換え問題の専門
家として国際的に著名なジェフリー・M・スミス氏が制作した本作品は、米国で
注目を浴び、GMO食品の安全性を問う議論を活性化し、米国のGMO反対運動に
大きく貢献しました。遺伝子組み換え作物を米国から大量に輸入する日本も決し
て無関係でありません。家族の健康、食を私たちの手に取り戻すために、まず何
をしたらいいのか、さらには社会の食のシステムをどう変えていけばいいのか、
本作品を通じてともに考え、行動しましょう。
原作・脚本・プロデュース・監督:ジェフリー・M・スミス
原題:Genetic Roulette: The Gamble of Our Lives
制作:Institute for Responsible Technology(IRT)/85分/米国/
2012年/日本語字幕

『fire in the blood』
http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/fireintheblood.html
アフリカ諸国はじめ世界でHIV/エイズに苦しむ数千万の人々——。1996年に抗レ
トロウィルス治療薬が開発されると、欧米の先進国では一気にエイズ治療への希
望が開けました。しかし貧困国では高額な薬は手に入りません。安価なジェネリッ
ク医薬品は製薬企業の特許権によって独占され、製造も輸入も禁止されていまし
た。「命を守るのになぜ特権が必要なのか?」「薬の本当のコストは?」「欧米
社会はなぜアフリカを見殺しにするのか?」。映画では特許の壁を破り、途上国
に安価なジェネリック医薬品を届けようと医師や活動家、製薬会社などが奔走し
ます。 根本的な問題は、欧米諸国の政府と企業が一体となって進めてきた自由
貿易推進の流れです。WTOやTPP、TiSA、RCEPなどの貿易協定の中で、医薬品の特
許権はどんどん強化されようとしていることに、国際市民社会は懸念の声をあげ
ています。
薬は誰のものか——。 貧富の格差が、医薬品アクセスの格差につながること
を、私たちは見過ごしていいのでしょうか? 大企業の薬の特許や現在の貿易や
経済のあり方は、本当に私たちを幸せにするのでしょうか? 映画は多くのこと
を私たちに問いかけています。
監督:ディラン・モハン・グレイ
原題:Fire in the Blood
配給:SPARKWATER INDIA PRODUCTION/84分/インド/
2013年/日本語字幕
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