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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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NGOより 2016/07/21

8/1 セミナー「農薬、プランテーションと私たち」


 現在、アジア各地で危険な農薬が使われ、その農薬を使って作られた農産物は日本にも輸入されています。使われている農薬には日本企業が作ったものも少なくありません。アジアでの農薬使用は残留農薬としてブーメランのように日本に戻ってきます。日本での農薬政策がアジアにおける農薬被害、生産者や消費者の健康被害、広域にわたる環境被害と関わっている面も見逃せません。

 オルター・トレード・ジャパンでは農薬を使わずに栽培されたバナナを育てるフィリピンの生産者から日本の生協などの消費者に届ける民衆交易を30年近くにわたっておこなってきています。しかし一方で、日本で消費される90%以上のバナナを生産しているミンダナオ島では、大規模なバナナ・プランテーションが操業を続けており、多国籍アグリビジネスを通じて、日本のスーパーに出荷されています。

 こうしたプランテーションでは農業労働者や住民への健康被害、環境被害、劣悪な労働条件などの問題がたびたび指摘されていますが、抜本的な改善はみられません。多くの人たちが知らない間に、これらのプランテーションはさらに拡大を続けており、自立を求める農民の生存の脅威ともなっています。

 そこでアジアでの農薬規制に長く関わってこられてきた田坂興亜氏を講師に招き、農薬がどのような被害を作り出すのか、そしてアジアでどのような使用規制をめざして取り組みが行われてきたのか、また、プランテーションでの農薬問題について、お話を伺います。ぜひ、ご参加ください(要お申し込み。下記お申し込みフォームからお申し込みください)。

日時:2016年8月1日 18:00-20:00(開場 17:30)

会場:新宿コズミックセンター3F大会議室
http://altertrade.jp/lists/lt.php?id=ZU0FAklQHQYNAw

〒169-0072
東京都新宿区大久保3丁目1-2?東京メトロ副都心線「西早稲田」駅 3番出口より徒歩約3分
JR・西武新宿線「高田馬場」駅 徒歩約15分
JR「新大久保」駅 より徒歩約15分

講師:田坂興亜氏
プロフィール:PAN(国際農薬監視行動ネットワーク)アジア・太平洋日本代表。2002年まで、国際基督教大学(ICU)教授。研究テーマはアジア各国で生産された食品中に残留する農薬の分析。2002年~2006年、アジア学院校長、現在理事。著書に『アジア輸入食品汚染』家の光協会、1991年他。

お申込みについて:
会場、資料準備の都合上、できるだけ下記のページから事前にお申し込みをお願いします。
http://altertrade.jp/lists/lt.php?id=ZU0CBElQHQYNAw
(あるいはpr@altertrade.co.jpまでメールでお申し込みください)

お問い合わせ:
株式会社 オルター・トレード・ジャパン政策室
〒169-0072 東京都新宿区大久保2-4-15 サンライズ新宿3F
tel: 03-5273-8176
fax:03-5273-8162