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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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その他の地域2020/07/28

【街の灯トーク#4】ポストコロナに向けて、オンライン市民講座の可能性②


シリーズ COVID-19時代を生きる

寺西 日本ではウェビナーなんて、企業など設備が整っているところがやるものというイメージがあったと思うのですが、それを市民団体がバンバンやっていたんですね。

内田 もともと国際関係のNGOの方は、以前から普通に電話会議だとか、スカイプとか使って会議をやっていたので、それを少し広げたんですね。

寺西 たしかに会議はやっていましたけれど、それを一般の人に広げて誰でも参加できる場という感じはなかったですね。

内田 zoomも含め、いろんな会議アプリがでてきましたよね。そういうのを先に海外のNGOは使っていた印象があります。

寺西 今でこそ、オンラインセミナーをやってみようというところは増えていると思いますが、zoomを導入されたのはいつですか?

内田 オンライン配信をすると決めたらすぐに調べて契約して、という感じです。最初はとにかくやるということだけ決め、お金をどうするかは後回しにして、5月中は無料でやってみようと始めました。無料にしたのは無謀だった面もありますが、とにかくみんながステイホームで鬱々として不安も高まってきていたので、とにかく開こうと。まずはお金を取るというよりも、みんなで広場に集まって座ってしゃべる場として開いたので、無料にしました。
 最初は講師も、これまで一緒にやってきた方、すぐにOKをもらえる身近な方が多かったです。

 最初は貿易と食糧問題をして、これは企画を決めてから一週間もなかったくらいです。

寺西 すごいですね。一週間でこれを。広報はどうされたのですか。

内田 会員、受講生…これまでの受講生が何百人もいらっしゃるので、そういう方にお知らせをしました。あとはSNS、twitter、Facebook、メールでの案内。

寺西 広報ひとつとっても全然違う時代になりましたね。限られた人だけでは なく、新しい参加者を増やす方法がいくらでもある。

内田 そのあと、やったプログラムですが、

 最初の3回は、地域を軸にしました。韓国はコロナを封じ込めたということで、国際的にも高く評価されていて、それを市民社会から見る企画。
 次はフィリピン。そもそも独裁的な政権、政治が行われている国では、コロナに便乗して活動家への弾圧が行われたり、強制的な移転が行われたり、非常にひどい状況がありまして、その報告をしました。
 それからブラジルとアフリカ。2つを同時に語るのは無理があるのですが、ブラジルも非常に感染者が増えていて、今や世界で2位か3位ですよね。しかもこれも大統領が非常にひどい人で、コロナは風邪みたいなものだと対策をしない中で、貧困層に蔓延している。一方でアフリカの事例をみると、実はPCR検査の数は人口あたりでいうと、例えば南アフリカ共和国では日本よりも随分多くやっているんですよね。でも日本のメディアではそういう側面ではあまり伝えず、「ロックダウンした途上国では暴徒がお店を荒らした」といった一面的な、ミスリードする情報を流している。伝わっていないので、やっぱり現場に近いNGOや専門家に何が起きているのかを聞くのは非常に重要ですね。

寺西 この中で人気のあったのはどれですか。だいたい1回どれくらいの参加者がいましたか。

内田 1回目は討論の時間がなかったのですが、200人くらいの申込みがあって、実際には130人ほど参加がありました。だいたいそういうペースできています。

寺西 PARCのイベントで100人集まるってありましたか?

内田 いやいや。

寺西 ないですよね。リーチする数が全然違いますね。

内田 新聞などでも発言されている藤原辰史さんにお越しいただいた「パンデミックを生きる指針」は、すごく多かったですね。申し込みは300人以上、実際の参加も250人くらいでした。私たちが思っている以上にたくさんの方が参加してくださいました。

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