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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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その他の地域2015/08/16

安保法成案に対するアーユスの宣言


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 2015年夏、安保関連法案が国会で審議されています。

 アーユス仏教国際協力ネットワーク(アーユス)は、仏教者による国際協力NGOとして、このたびの安保関連法案には全面的に異を唱えます。

 この法案が可決された場合、海外で援助活動に従事する国際協力NGOのスタッフならびに派遣される自衛隊員などの命が危険にさらされるだけではなく、自衛隊員は集団的自衛権の元に他者の命を奪う可能性を伴う任務に就くことになります。さらにNGOにとっては、これまで憲法9条の精神のもとに築かれた現地の人々との信頼関係が崩されるだけでなく、共に活動する現地スタッフが日本のNGOとの協力関係を持ったということで、地域社会から敵視され、危険にさらされることになりかねません。このままでは生かし生かされ合う命のつながりではなく、傷つけ傷つけられる命のつながりが生み出されることになります。

 これらの法案は、自ら戦争に行くことはなくとも、他者を戦争へと向かわせ、誰かに人を傷つけさせることになります。私たちアーユスは、安保関連法案に反対します。

 すべてのものは暴力に脅えている。
 すべてのものは死を恐れる。
 我が身に引き当てて、殺してはならない。
 ころさせてはならない。

 すべてのものは暴力に脅えている。
 すべてのものにとって、命は愛しい。
 我が身に引き当てて、殺してはならない。
 殺させてはならない。 (法句経より)