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平和人権/中東

平和人権/中東2016/02/21

シリア難民支援余談:ヨルダンあれこれ


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 短い期間のヨルダンライフをご紹介します。

スタバあり

 スターバックスの中東での展開は進んでいるようで、宿泊しているホテルの近くにもありました。思えば、2000年の頃のベイルートにも既にあったので、それなりに人気なのでしょうか。スターバックスといえば、イスラエル支援をしている噂が常にあるのですが、イスラエルには出店していなくて中東諸国に進出しています。
 ホテルの朝食に飽きたので、スタバでコーヒーとマフィンを買ってみましたが、日本円にして800円程度。安くないですよね。

中東だー。

 これまでエルサレムには何度も行っているので、それなりに中東・アラブには慣れているつもりでしたがそうでもなかったなと。
15jordan15 たとえば、アンマンにはイラク料理店・シリアレストランといった、それぞれの地域や国の特徴を生かしたお店があって、あー中東にいるんだなーと新鮮に感じる一面でした。シリアレストランでの名物は、羊肉の生肉料理。私は、そもそも生肉に関心がないのですが、名物ということで食べてみました・・・美味しい。スパイスとタマネギが効いていて、うまい! しかしやっぱり数口食べれば十分なのが正直なところ。たぶん、生肉への抵抗感にすぎません。これはテイクアウトして、JIM-NETの福田さんのおうちで食べたので、残りはハンバーグに〜。

シリアレストラン。このストライプ模様が、典型的なシリアスタイルだそうです。

 あと、中東を感じさせたのは、湾岸から来ている人を多く見かけたこと。がたいの大きな男性が、サウジの王様のように白いガウンをまとい、頭にカフィーヤを被っている姿をあちらこちらで見かけました。サウジアラビアから来ている車もそれなりにあるようです。  

トルコ風呂

15jordan16 アンマン市内にはトルコ風呂が点在しています。そのうちの一箇所に連れていってもらいました。
 一連のコースになっていて、まず、ガンガンに熱いスチームに満たされているサウナへ。なぜか灯りがなく、最初は真っ暗さに閉所恐怖症を発症しかけましたが、後ろを振り向くと灯りが! 逃げ出さずに済みました。
 そして汗をかいた後はシャワーを浴びて、お湯に身を浸します。次の垢すりに呼ばれるまでまったりと。そう、中東でも垢すりをするとのことで、韓国みたいに台にの上に寝転がったあとは、まな板の上のまぐろ状態。体重が軽く2キロは減ったのではないかと思うほどこすってもらいました。そしてマッサージをしてもらい、ドライサウナに入っておしまい。
 さて、アラブ人女性は素っ裸で公衆浴場に入るのでしょうか? こたえは、みなさんビキニ。そういう時間も楽しかったです。

保守的? リベラル?

15jordan17 活動を視察している時にあった女性たちは、全てスカーフを被り、伺った家庭によっては、男性がくつろぐ場所には女性は参加しないなど、男女のあり方に関しては比較的伝統色が強いのかと思っていました。しかし、アンマン市内でも若い人たちが多く集まるレインボーストリートあたりでは、豊かな髪を出してカフェに集まっている女性たちを多く見かけました。世代差、家庭環境の違い? 世代差もあるでしょうが、イスラーム文化の中でも価値感や受け止め方は多様なのでしょう。
 そういえば、一人、自称「無神論者」の方とお話する機会がありました。中東で起きていることを考えると、宗教の負の面が見えてくるとか、そのようなことをお話される一方、仏教に興味があるとか。いつかスリランカに行ってみたいそうです。(M)