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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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その他 2022/04/19

ソリダリダード・ジャパン『連帯経済勉強会』2022(全7回)


 グローバル資本主義の限界が指摘される中、世界的に「連帯経済」が注目されていますが、日本国内における認知度はまだまだ高くありません。ソリダリダード・ジャパンは昨年度から「連帯経済」に関する基礎知識の普及のための勉強会を開催しており、今年度は日本国内の地域活性化と連帯経済の関係に焦点を当てた内容で進めていきたいと考えています。
 資本効率を優先する企業は、労働力と市場を求めてグローバルにビジネスを展開します。一方で、コスト面等で劣る日本国内の生産拠点は閉鎖され、少子高齢化や人口流出により縮小する地方市場から撤退する企業も増えています。グローバル化・市場経済化の進展に伴い、国内の地域経済は徐々に弱体化しています。このような中、利潤の最大化のみを目的としない「連帯経済」による地域経済活性化の取り組みが始まっています。
 本勉強会では、地域活性化に向けた実践を行っている方、地域活性化のための新たな連携の形を模索されている実務者・研究者の皆様にも参考になる内容です。
 なお、本勉強会とセットで、国際開発学会の「社会的連帯経済」研究部会とのコラボレーションで研究会も実施します。研究会では、本勉強会で取り上げるテーマについて、研究者を中心に更に議論を深めていきます。本勉強会の参加者は、国際開発学会の研究会にも参加することができます。
案内状:https://www.dropbox.com/s/1s43hlt5b84m1c7/%E3%80%8C%E9%80%A3%E5%B8%AF%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%80%8D%E5%8B%89%E5%BC%B7%E4%BC%9A%E3%81%AE%E6%A1%88%E5%86%85%E7%8A%B6.pdf?dl=0

開催日時:
2022年4月23日(土)~10月22日8(土) 毎月第四土曜日 (全7回)
第1回は15:00~17:00、第2回~第7回は13:00~14:30。
なお、第2回以降は同日の15:00~17:00に国際開発学会の「社会的連帯経済」研究部会と共催で研究会も実施します。

開催形式:
ZOOMを利用したオンラインウェビナー
(申込者には後日受講方法をご案内します。)
各回50名(定員に達し次第受付終了とさせていただきます。)

受講料金:
第1回(4月23日)は無料。
第2回~第7回のパック料金:12,000円(学生割引7,000)。
第2回以降、各回の受講料:2,500円(学生割引:1,500円)。
国際開発学会会員特典は、学生割引と同額になります。

受講料の支払期日は、開催日の前日となります。
原則として、お支払いの確認後にZOOMリンクを送付いたします。

申込方法:
本勉強会の申込は、「参加申込書」をご記入の上、下記のメールアドレスに添付ファイルとして送付してください。
https://www.dropbox.com/s/0bll2kfojmytq1r/%E5%8F%82%E5%8A%A0%E7%94%B3%E8%BE%BC%E6%9B%B8.docx?dl=0
なお、件名を【「連帯経済勉強会」2022応募】としてください。
学生割引をご利用の方は、学生証又は在学証明書の写しもご提出ください。
国際開発学会会員特典ご利用の方は、会員番号の記入が必要となります。

(初回のみのお申込み:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf3xJiBCx2enK6RmmHCOZArZe-qRDe3dhjNYkV60CiDlxwakg/viewform?usp=pp_url

送付先:
ソリダリダード・ジャパン事務局
japan-info@solidaridadnetwork.org

応募メールをいただきましたら、翌3 営業日以内に応募受付完了メールをお送り致します。応募受付完了メールが届かない場合は、上記までご確認のご連絡をお願いいたします。

申込締切:
パック割引の場合:5月16日(月)
各回受講の場合:開催日の1週間前

全体のスケジュール:
◆第1回 4月23日(土) 連帯経済は地方経済活性化を後押しできるのか
ねらい:21世紀に入り、「社会的連帯経済」の活動は再び注目されています。ここでは用語の整理や様々な活動展開の潮流について解説し、スペインでの実践事例を手掛かりに、地域経済活性化において「連帯経済」が果たす役割について学びます。
講師:廣田裕之(スペイン社会的通貨研究所共同創設者)
コメンテータ:古沢広祐(国際開発学会社会的連帯経済研究部会代表)
モデレーター:佐藤寛(アジア経済研究所・上席主任調査研究員)

◆第2回 5月28日(土) 地域通貨によるコミュニティづくり
ねらい:地域通貨の仕組みと、地域通貨というツールを通じて、地域の活動を促し、新たな関係性を構築していくメカニズム、それが地域社会に与えるインパクトを学びます。
講師:柳澤大輔(面白法人カヤック 代表取締役CEO)
コメンテータ:古沢広祐(国際開発学会社会的連帯経済研究部会代表)
モデレーター:佐藤寛(アジア経済研究所・上席主任調査研究員)

◆第3回 6月25日(土) 信用金庫と地域経済
ねらい:地域に密着した金融メカニズムとしての信用金庫の仕組みを理解し、地域の情報や特徴を熟知した金融が、地域経済活性化に果たす役割について学びます。
講師:新田信行(開智国際大学局員教授・一般社団法人ちいきん会代表理事)
コメンテータ:多賀俊二(草の根金融研究所「くさのーね」代表、中小企業診断士)
モデレーター:佐藤寛(アジア経済研究所・上席主任調査研究員)

◆第4回 7月23日(土) ワーカーズコープと活力ある地域社会の実現
ねらい:労働者協同組合(ワーカーズコープ)の仕組みと取り組みを理解し、地域経済活性化における労働者協同組合法の意義、地域での暮らしや働きを支える空間、市民同士の相互扶助など、社会課題の解決におけるワーカーズコープの役割について学びます。
講師:相良孝雄(日本労働者協同組合「ワーカーズコープ」連合会理事)
コメンテータ: 古沢広祐(国際開発学会社会的連帯経済研究部会代表)
モデレーター:佐藤寛(アジア経済研究所・上席主任調査研究員)

◆第5回 8月27日(土) 農福連携による地域の活性化
ねらい:過疎化が進む地方では、地域活性化に多様なアクターの動員が求められています。一次産業と福祉の連携は相互補完的な関係を築き上げることが可能であり、新しい生産活動の形態として期待されています。農福連携の実践事例から新しい連帯経済の可能性について学びます。
講師:調整中
コメンテータ: 古沢広祐(国際開発学会社会的連帯経済研究部会代表)
モデレーター:佐藤寛(アジア経済研究所・上席主任調査研究員)

◆第6回 9月24日(土) 「よそ者」と社会的企業
ねらい:日本国内で昨年生まれた赤ちゃんは過去最少の約84万人にとどまっており、少子化、地方の人口減少は深刻度を増しています。そうした中で、地方の活性化のための「関係人口」の重要性が脚光を浴びています。地域での経済活動に貢献する「よそ者」の関わりについて学びます。
講師:調整中
コメンテータ: 古沢広祐(国際開発学会社会的連帯経済研究部会代表)
モデレーター:佐藤寛(アジア経済研究所・上席主任調査研究員)

◆第7回 10月22日(土) 生産者と消費者の連帯
ねらい:生産者と消費者の連帯は、連帯経済の古典的な事例です。地産地消の取り組みが地域経済活性化にもたらす効果、地域社会の総合的な関わり、食の豊かさに結びつく農業や食品サプライチェーンの現状について学びます。
講師:調整中
コメンテータ: 古沢広祐(国際開発学会社会的連帯経済研究部会代表)
モデレーター:佐藤寛(アジア経済研究所・上席主任調査研究員)

お問い合わせ先:
一般社団法人ソリダリダード・ジャパン 事務局
japan-info☆solidaridadnetwork.org
※ ☆マークを@に変えてください。