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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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NGOより 2021/11/02

福島支援を行う団体へ助成をする「福島基金」の公募


私たち JIM-NET は、2004 年からイラクで
がんや白血病に苦しむ子ども達への 医療支援を主な活動とする NPO です。

 この基金の目的は、2011 年に発生した東日本大震災がきっかけです。地震と津波で東京電力福島第一原発が事故を起こし、大量の放射性物質が広範囲に飛散しました。

 イラクにおいても子どもたちにがんや白血病が増加した背景には、米軍が使用した「劣化ウラン弾」による低線量被ばくや多種多様な化学兵器による環境汚染 がその要因として推測されています。

 今回の原発事故では、最も被ばくに敏感な子どもたちが危機にさらされました。 被ばくの影響はがんや白血病、また多様な健康被害が想定されます。
 イラクで子どもたちにおきていること、福島を中心に放射能汚染で影響を受けた地域の子どもたちにおきていること、この二つには共通点があります。 問題は被ばくの因果関係を、現在の科学ではきちんと証明できないということです。
 福島県内で発見された小児甲状腺がんと診断された子どもたちですら、原発事故が原因であると認められていないのが現実です。
 私たちは、チェルノブイリで起きたことを鑑み、その教訓から未来を展望しながら、子どもたちを被ばくから守る取り組みを支援したいと願っています。 イラクにおける国際医療支援が本分なので、大きな支援はできません。
 それでも、小さな声に耳を傾けながら政府や行政からこぼれ落ちた子どもたちを支援する取り組みを応援していきたい所存です。

<JIM-NET>
https://www.jim-net.org/activity/fukushima/