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NGOより 2021/01/13

1/29 フィールドワーカーが伝える「人びとの物語」 第五回開催


さて、本年もセミナー「フィールドワーカーが伝える『人びとの物語』」 を開催いたします。

東南アジア・太平洋の国ぐにでは、訪れた先々で、土地の伝説・神話・昔話・逸話といった「人びとの物語」を耳にすることがよくあります。その中には、思わず誰かに語り聞かせたくなるような物語もあります。あるいは、登場する地名の由来、長い間に培われた風習、滑稽な振舞いや深い知恵などを通して、地域社会・民族の価値観や世界観に気づかせてくれる物語もあります。
このオンライン・セミナーでは、ラオス・タイ・インドネシア・パラオといった国ぐにで調査を重ねてきたフィールドワーカーが、自ら集めた物語などを参加者のみなさんに紹介します。そして、豊富な経験と調査の成果をもとに、その物語の持つ意味や意義を読み解きながら、地域に根差した文化・伝統の大切さや現場で調査を行う楽しさを伝えます。

お申し込みは以下のリンクからお願いいたします。

***
フィールドワーカーが伝える「人びとの物語」
第五回「物語から読み解く精霊が棲む世界ーインドネシア・アル-諸島とミクロネシア・サタワル島」

・発表:古川文美子(インドネシア/ハサヌディン大学非常勤研究員)
・日時(日本標準時):2021年1月29日(金)19時00分~20時30分(交流会~21時00分)

子供の頃に好きだった絵本がミクロネシアのサタワル島の物語だったことを最近知りました。改めて絵本を読んでみると、インドネシアのアルー諸島でマングローブ調査をしていた時に村の人から聞いた精霊話と重なる描写も多いことに驚きました。
絵本の物語を話題提供の導入に、アルー諸島におけるマングローブ資源利用のフィールドデータから人と自然のかかわりを紹介し、ミクロネシアやインドネシア(アルー諸島)の自然に対する世界観を考えてみます。

<参加方法>
・参加費:無料
・事前登録:下記のリンクから登録してください。ZOOM接続情報をお送りします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/02e1f63c691422

<主催など>
・主催/連絡先:(特活)メコン・ウォッチinfo@mekongwatch.org(担当:木口由香)
・このセミナーは「日本学術振興会・科学研究費助成事業・若手研究(2020-2023):少数言語パラオ語のデジタルアーカイブをめぐるオーラリティ研究(明治学院大学)」の成果物の一環として開催します。

<セミナーについて>
開催は月一回程度、各回90分間とし、希望者を対象にさらに30分間の交流会を開きます。当面2020年度末までの開催を予定し、一回だけの参加でもかまいません。自分でもフィールドワークを体験したいと考えている大学生・大学院生、アジア・太平洋諸国の社会や文化に関心のある市民のみなさん、ともかく物語の魅力を味わってみたいと思っている方がたなど、どなたでも参加していただけます。今後の内容・発表者は随時告知します。

★このような情報発信を続けられるよう、ご支援お願いしています。
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