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特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク

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NGOより 2016/09/15

10/1 『バナナと日本人』で描かれた問題は現在、どうなっているか?


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フィリピン・ミンダナオと私たちの今を考える
『バナナと日本人』で描かれた問題は現在、どうなっているか?
ミンダナオ訪問団報告
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私たちの食卓と海外の産地がどうつながっているか、バナナを通じて追求した鶴見良行著『バナナと日本人』が出版されたのは1982年でした。日本に
あふれるようになったフィリピン・バナナが危険な農薬が空中散布される中、過酷な労働条件のもと、バナナ・プランテーションで働かざるをえなくなっていっ
た人びとによって作られていること、しかも、日本のバナナ市場のために多国籍企業によってそのプランテーションが作られていったことを明快に描き、日本社会に大きな衝撃を与えた名著です。

それから30年あまりがたちましたが、今なお、日本で消費されるバナナの9割以上はフィリピン、ミンダナオ島のプランテーションから来るバナナです。現地での状況はほとんど報道されることはありませんが、その現状はどうなっているのでしょうか?

日本に輸入されたプランテーション・バナナからは国際農薬監視行動ネットワークなどが使用禁止を世界中で訴えている危険度の高い農薬やネオニコチノイド系農薬の残留が確認されています(東京都健康安全研究センター研究年報2013など参照)。それを生産する現場では環境や現地の人びとの暮らしや健康に何が起きているのでしょうか? プランテーション・バナナに代わるオルタナティブは存在するのでしょうか?

そうした状況を確かめるために、9月上旬にミンダナオ現地に訪問団が派遣されました。参加者は農薬問題や現地の社会問題を研究する研究者や生協関係者の方たちです。現地報告をもとに、フィリピン・ミンダナオの人びとと私たちの関係を考えます。

ぜひ、この機会にご参加ください。

【日時】2016年10月1日(土) 14:00~16:30 (開場13:30)
【場所】連合会館
201会議室 (東京都千代田区神田駿河台3-2-11)
http://altertrade.jp/lists/lt.php?id=ZU0FDUlTHQYNAw
【参加費】800円
【定員】90名(申込み先着順)
【お申込み先】http://altertrade.jp/lists/lt.php?id=ZU0GBElTHQYNAw
【主催】(株)オルター・トレード・ジャパン(ATJ)他
【お問い合わせ】オルター・トレード・ジャパン(ATJ)政策室
電話 03-5273-8176
FAX 03-5273-8162